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2005年10月12日

toddle/トドル

toddle/トドルの作品をチェックしてみる。


▼ライブ レビュー
・2005/12/15 @NHK渋谷放送センター505スタジオ
演奏をはじめて間もないうちに、ドラムが故障。
10分以上の待ち時間が派生した、トラブルな幕開け。
スタッフに控え室へ戻るか問われても「また出て行くときが気まずいし……」と、メンバーは所作なく立ちつくす。
客から
「チャコちゃん、誕生日おめでとー」
と声がかかり、はじめていつものもっさり口調(?)が動き出した。
「ありがとうございます……私とアイコンは12月で誕生日を迎えたんですよ……何歳になったかは……訊かないでということで……」
愛ちゃんが、
「30歳(言ってる!)になったら、次から1歳ずつ減っていくんだもんね〜」
と、すかさずはさむ。
それって、私と同年代の女性もみんな言う……(笑)。
うん、うん、わかるわかる……。
今回は愛ちゃんのキャラクターがとても光っていたと思う。
「ひまだね〜」
と言いながら、ステージ上に座り込んで、まったりと缶ビールを飲みだしたり。
今日はいつもより緊張する、というチャコちゃんに対して、
「あの白いヒモ(ステージと観客席を分けている仕切り)がいけないと思うんだ〜」
と言って、客の笑いをさそったり。


しばらくして、ようやく演奏開始。
ラジオ収録のため、いつもよりボーカル音量を上げてあるように聴こえた。
それでも「(ボーカルが)よく聴きとれない」「マイクの音量がちいさい」と言っている客はいたけど……。
今のチャコちゃんのボーカルでは、これでも最大だと思う……。
(後日、ラジオでオンエアされたものを聴いたら、ボーカルがクリアにされていたのが逆に不自然で、違和感あった……)
しかし、この日はチャコちゃんのギターも、なんだかいつものキレがないように感じられた。
派手なアクションが見られなかったせいかもしれない。
全体的に動きが収斂して見えた。
彼女のギターはtoddleの大きなキーだと思うので、その調子があまりよろしくなければ、バンド全体の演奏もわりと平易に感じてしまう。
後半に入ると、彼女も演奏もだいぶノってきたようだったけど。
他の客が話していたが、ラジオ収録が目的のこのスタジオには、よけいな装飾や照明、効果などがない。
それでいて、ステージはそこそこ広い。
地力のないバンドは、かなりチープに、小さくみえてしまうという部分があるのかもしれない。
toddleはまだまだ成長途上のバンドだと思うので、こういうシビアな環境下、今回はそれほど力を発揮することができなかったのは、しかたがない気がする。
(トラブルもあったし)


個人的には今回は、思ったほどノることはできなかった。
「Scene Of A Girl」といった、チャコちゃんのマシンガン・ギターが最大に楽しめる曲もなかったし、少し残念だった。
しかし
「チャコちゃんて指細いなあ〜」
「でも間接のこぶ(?)がすごく太い。あれが超一級ギタリストの指か〜」
と、あいかわらず彼女の魅力には、やられっぱなしの私なのであった。


・2005/10/31 @下北沢CLUB Que
多くのファンがつめかけたため、出番前にチャコちゃん本人が出てきて位置移動のお願いをしたほど、盛況だったライブ。
レコ発ライブの時は、まだまだバンドとしての力は弱く、バランスが取れていないように思えたが、その後全国ツアーをまわった分、この日のtoddleはきたえられた感があった。
ドラムも、この日はしっかりと音に刻まれていたし、ベースと合わせてリズム隊が強くなったと思った。
演奏はまとまり、厚さも熱さも増していた。


チャコちゃんのギターさばきは、あいも変わらず凄まじく。
おかしいんじゃないの、とつい言いたくなるくらいのテクとパワーの撃ちこみ。
うまい、と言葉をかけるのが失礼に思えるような、ものすごいレベルの為されように、ぼう然と見とれてしまう。
小さなハコのおかげで、眼前で彼女の超絶プレーを見ることができるのは、本当にうれしい。


なによりも印象的だったのは、チャコちゃんの笑顔だった。
当初はまだ、人前で歌うことに緊張しているように感じたけれど、この日は銀歯を見せながらニコニコしている場面もたびたびあって、余裕が出てきたなと思った。
愛ちゃんや他のメンバーをたびたび見渡し、目が合うと笑いあう。
その姿は、本当に幸せそうだった。
彼女は自分のやりたいバンドを、やっとできるようになったんだと感じた。
これまでも、そして今も鋭角かつ孤高のバンドに身を置いてきた彼女だけれども、いずれも乞われて参加しているのに対し、toddleは自ら構想し、楽曲も手がけた。
メンバーを集めて、練習をしてライブやって……という、一般的なバンド活動の過程を一から踏んできた。
そのひとつひとつを、自分たちでやらなければならないかわり、楽しんでやってきたのだと思う。
ノリはプロのミュージシャンというより、学祭の高校生たちのようですらあるけれど、それこそがむしろチャコちゃんの求めているもののような気もする。
親しい友人たちと、心から楽しんでバンドをやるということ。


当日は全プレとして、ロゴ入りタオルが配られた。
それがぶんぶんと振り回されるここは、永ちゃんのライブ会場かと見まごうほどの(?)、盛り上がりを見せたライブ。
まさにドリーミーな一夜であった。


・2005/9/30 @渋谷O-NEST
toddleレコ発ライブ。
田淵ひさ子もお気に入りの福岡発バンド、Reo Yokomizo & NEON GROUP、そして彼女とtoddleの大きな支え、吉村秀樹氏のソロパフォーマンスのあと、toddleのメンバーがセッティングのため、ステージに現れた。
今回はステージに向かってやや左寄り、最前列にいた自分は、ほぼ目の前、超至近距離で、チャコちゃんの一挙手一投足を見ることができた。
(チャコちゃん、の方が自分は馴染むので、勝手にそう表記させていただきます……)
持参のケースから、黙々とエフェクターを並べだすチャコちゃん。
取り出したギターはキズだらけで、彼女の歴戦の日々を感じさせた。


いったんメンバー全員引っ込んでから、SEに合わせて、再度登場。
二人の女性Vo&Gが前面、ベースの江崎氏が右後方、ドラム安岡氏が左後方という、ちょっと変わった配置。
一曲目の「I dedicate D chord」を弾き出すと同時に、それまでしゃべりも動きものんびりとしていた、チャコちゃんの右腕が唸る。
高速に、稲妻のように弦を弾く。
先日、VJをやっている人が「映像を撃つ」という言い方をしている、という話をきいた。
まさにチャコちゃんは、マシンガンでも叩きこむかのように、ギターを「撃って」いた。
ライブ後は、聴覚の具合がおかしくなってしまったくらい。
近くの人が「(彼女のプレイは)神の領域」と言っているのが聞こえた。
本当にそうだ……。
とんなにかわいらしくても、ギターのキャリアは15年以上を誇るのだから、当たり前だが。
そして轟音をとどろかせながらも、リズムに乗るフットワークは軽やか。
彼女のパフォーマンスは技術面だけでなく、視覚的にも人を高揚させる。


ギター音が分厚い分、正直、ボーカルはあまり聴きとれなかった。
もともと、歌ありきの人ではない。
声量も小さい。
ライブになると、それがいっそう感じられる。
チャコちゃんはギターに専念して、他の人をボーカルにもってきたほうがいいのでは……と、CDを聴いた段階で思ったりもした。
しかし、目の前で見る彼女の、なんともキュートな姿。
きゅっと目を閉じたときの、切ない顔。
ライトに照らされて透きとおる瞳。
歌うときはやや内股になる、小さくて細い体。
……可愛すぎる!
やっぱり歌うチャコちゃんも、全然オッケー!
あんまり可愛いので、直視できなかったほど……。


同じくVo&ギター担当の小林愛ちゃんは、チャコちゃんに比べれば動きが少なかった。
ちょっとたどたどしい感じを見せつつ、無表情で淡々とメロディを刻み、コーラスする。
しかしMCになると、笑顔をこぼしながら、ほよほよとした動きとしゃべりで、客をなごませる。
「ここまで来るの、がんばったよね〜」
「大変だったよね〜」
チャコちゃんと、普通の女ともだちの日常会話と変わらぬノリで、交わす愛ちゃん。
つかみどころがなくて不思議で、クタ〜っとしたキャラ。
なんだか、くらげみたい……。
ユニークだけど、すごくキュート。
そんな女性二人が、フロントに立つという編成は、toddleというバンドを象徴しているようで、けっこう正解かもしれない。


チャコちゃんの轟音ギターがあまりに抜きん出すぎているので、演奏全体のバランスは、まだとれていないように感じられた。
安岡氏のドラムは、見た目のハードさとは逆に軽いので、ライブではさらにギター音につぶされていた。
toddleの楽曲を考えると、あまりバカスカ打ち込む必要もないかもしれないけど。
彼の繊細な音が、もっと演奏に入り込んで生きてくれば、いい感じかな、と思う。
ベースの江崎氏の音は、轟音の嵐のなかでも一本、筋が通っていた。
パフォーマンスも激しく、見ていて熱くなる。
おどけたキャラクターも合せて、toddleを支えそうだ。
この男性二人のリズム隊の進捗具合によって、今後のtoddleの音は大きく変わっていくだろう。


終わったあと、目の前でふたたび、静かに片づけをするチャコちゃん。
nestという場所の特権、目を輝かせて彼女にすかさず話しかけたり、置かれたセットリストやエフェクター類を撮影しているファンの人たち。
小心者の自分はとてもそんな勇気はなく、今までの人生で一番近くにいる憧れの人に、ただただ見とれるばかりだった。


演奏や楽曲には、まだもの足りない部分を多く感じる。
でもライブの後は、不思議な余韻があって、ほよほよ〜と幸せな気分に満たされた。
これは、どんなバンドからでも味わえるものとは違う、toddle特有のものだと思う。
進化もしてほしいけど、このままよちよち歩きでもいてほしい……。
そんな抱きしめたくなるほどかわいい、でも時々おどろくようなやんちゃさを見せる、子猫のようなバンド。
今後もはげしく見守りたい。


▼過去ニュース
▽2007
・Erase Errataとの2マンライブ決定 11/25
12/7、toddle presents 'world wide waddle'が開催され、今回のゲストはErase Errataに決まったそうです。
Jennyの狂奏とチャコちゃんの轟音が同時に聴けるなんて……うれしすぎる!


・ニューアルバム試聴開始&ライブ 5/20
6/8にリリースされるtoddleのニューアルバム「Dawn Praise the World」からの新曲3曲を、現在toddleのmyspaceで試聴することができます。
前作よりさらにメロディの磨かれた印象。
オフィシャルホームページにもジャケットが掲載されました。
いよいよ間近に迫って来た感じ。
さらに渋谷 O-Nestでのレコ発、タワレコ渋谷店でのインストアをはじめ、各ライブのスケジュールも決定しています。
ヤッター!


・ニューアルバム「dawn praise the world」リリース決定。 3/31
6/8、toddleのニューアルバム「dawn praise the world」のリリースが決まったようです。
プロデュースは前作同様、吉村秀樹氏(bloodthirsty butchers)。
先日、脱退した安岡秀樹(dr)の代わりにサポートメンバーを加え、ライブが行われました。
当日披露された新曲も、収録されていると思われます。
ディスクユニオンでは、予約特典で未発表曲収録CD、メンバーのサイン入りカードなどが付くようです。
また愛ちゃん率いるswarm’s armの9年ぶりのニューアルバム「3285D」も同日、world wide waddleレーベルよりリリース決定!
現在のメンバー編成になって、初のアルバム作品となりますね。
こちらも楽しみ!!


▽2006
・メンバー脱退。 12/16
toddleのドラム担当安岡氏が、バンドを脱退することがオフィシャルサイトで発表されました。
今月18日が、安岡ドラムでの最後のライブとなるそうです。
1stリリース以降、メディア露出とともにライブ本数も増えた分、バンドのまとまりやアクトも強くなってきていると感じていただけに、少し残念なニュース。
後任のドラマーは未定ながら、toddleは今後も活動していくそうです。


▽2005
・NHK-FM「ライブビート」&M.A.G.O.プレゼンツライブ出演 11/18
12/15に行われるNHK-FM「ライブビート」の収録ライブに、出演決定したそうです。
同日には曽我部恵一バンドも出るので、個人的にはすっごい行きたい…。
さらに女性ユニットM.A.G.O. presents 「東京イブ石器時代」への参加も決定。
M.A.G.O. 自体も自分のなかではすごい気になっているアーティストなのですが、そこにBINGO(54-71)が加わるとなると…見たーい。すごく見たーい!
愛ちゃんが某所でtoddleはツアーが終わったら、次の活動は何年後かわからない…と言っていたので、残念だったのですが、今までどおり、ぽつぽつライブは決まっているみたいなので、これからもマイペースでがんばってほしいです。

ライブビート

M.A.G.O.オフィシャルサイト


・SSTV「ノムノム・キッポヨ!〜KOREA×JAPAN INDIES」11/18
11/18、スペースシャワーTV「ノムノム・キッポヨ!〜KOREA×JAPAN INDIES」にて、福岡でのライブとインタビューがオンエアされるそうです。リピあり。
これ書いてる18日今日、ただいま実家帰省中なので、人に頼んどかなきゃ…。


・SPACE SHOWER TV「唯我独音」 9/9
オフィシャルサイトで展開されている、田淵ひさ子&小林愛の日記によると、9/22、SPACE SHOWER TVの、インディーズにスポットを当てる番組「唯我独音」にて、9/4@渋谷 O-Nestのライブとインタビューが、オンエアされるそうです。
アルバム発売日なので、聴きながら見るっきゃない!

spaceshowertv.com


「ROOFTOP 9月号」巻頭表紙&インタビュー掲載9/9
音楽フリーペーパー「Rooftop」の9月号に、toddleのインタビューが掲載されています。
また、Web版にもすでにアップされています。
これをもらうためだけに、明日は新宿へ行ぐ。


・オフィシャルサイト、リニューアル。9/3
オフィシャルサイトがリニューアルされました。
「トドルの歴史」やメンバーによるDiaryも公開。
これまで以上に、メンバーの最新の声がきけそう。


・tour '05 "I dedicate D chord"
デビューアルバム「I dedicate D chord」を引っさげての全国ツアーの詳細が、オフィシャルサイトで発表されました。
ほとんどが共演者アリのライブですが、10月末にはtoddleプレゼンツの「world wide waddle」(全プレ付)なるイベントも予定。
仕事忙しい時期だけど、会社ブッチしても行ぐ。


・オフィシャルサイト、プレオープン&アルバムリリース決定。
結成から三年あまり。
作品リリースがないまま、マイペースでライブ活動を行ってきたtoddle.
DVDマガジンGALACTiKA監修のDVD「GALACTiKA 05」で唯一映像が見れる他は、ライブ・コンピレーションアルバム「FLOWERS OF ERROR(1)」に音源が収録されているのみだったのですが、ついに9/22、デビューアルバム「I dedicate D chord」のリリースが決定しました!
それにともなって、9/30には渋谷 O-nestでレコ発イベントが行われるほか、10月以降には、全国ツアーも行われるそうです。
また、オフィシャルサイトもリニューアル開設。
今後の詳細な活動予定も発表されていくでしょう。
メンバーそれぞれが別のバンドをやりつつなので、たぶんこれからもマイペースで活動していくのではと思われますが、初のフルアルバム&ツアー、非常に楽しみです!
チャコちゃん聴きに行くよ〜。

bounce.com

投稿者 sakyo : 2005年10月12日 20:39

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