2005年03月10日
Imogen Heap/イモージェン ヒープ
Imogen Heap/イモージェン ヒープの作品をチェックしてみる。
▼メモ
英国エセックス出身。12歳頃より曲を書き始め、音楽学校に通いながら、様々な音楽、楽器、スタジオ設備からコンピュータの操作にいたるまでを吸収、マスターした。
在学中から多くのレコード会社のオファーを受けていたが、1996年、彼女を「10年に1人の逸材」と称したジェリー・モスのAlmo Soundsと契約。
以後2年の歳月をかけ、150曲に及ぶストックの中から選んだ曲をレコーディング。1998年にデビューアルバム「i MEGAPHONE」を発表した。
暴力、情念、エキセントリックな感情を想起させつつ、流麗で統制のきいたサウンドは、すぐに好事家の話題に登り、5回の全米ツアーも成功。
次作の期待も大きかったが、セカンドアルバム制作中、レコード会社のトラブルにより、主立った活動は停滞。
アーバン・スピーシーズ、ウェイ・アウト・ウェスト、ジェフ・ベック、LHB、ラスティック・オーヴァートーンズ、ミッチ・ガーバーなど、様々なアーティストとの共作、共演、ライブを繰り返し、機会を待っていた彼女は、2002年、デビューアルバムのプロデュースを手がけ、Madonna、Bjorkとも共作経験を持つGuy Sigsworthと、正式にユニットfrou frouを結成。アルバム「Details」をリリースした。
2005年、自主レーベルより「Speak for Yourself」をリリース。
なお、矢井田瞳が彼女へのリスペクトを公にして以来、日本での認知度も高まり、2002年、青空レコードから「i MEGAPHONE」のリマスター盤がリリースされている。
▼ディスコグラフィ

Speak for Yourself(2005) 管理人お気に入り度……★★☆
Immi待望のソロ2作目。
1stからおよそ7年。
その間、frou frouとしてのユニット活動はあったものの、彼女のソロ活動を待っていた人は、日本にも多いだろう。
7年の歳月は、彼女の音楽になにをもたらしたのか。
アクが強く、好き嫌いがわかれやすそうだった1st。
本作は当時のエキセントリックさ、ドロドロとうずまくロック色は影をうすめ、打ち込み主体の、テクノ・ミュージックのような仕上がりになっている。
frou frouで展開された浮遊感はそのままに、よりつるんと整理されて、メタリックな肌合いが強くなったというか。
声も加工されて、まるで楽曲を構成するための、電子音のひとつのよう。
個人的にはImmiのヴォイス自体に、思い入れがあるわけではないが、彼女の声、ひいてはキャラを前面に押し出した、情念的なものを求めていた人には、違う作品になっていると思う。
かなり間違っているかもしれないが、Sarah McLachlanがエレクトロニカなアプローチをすると、こんな感じかも。
Immiも職人タイプのミュージシャンなのだろう。
もともと、あまりロックは好きではない、という発言もあった。
ライブ感よりも、音を作りこんでいくことに重点を置いているようだ。
なに気に鳴らされている、聴き落としそうなほどの細かい音も、随所にちりばめられて。
気になるのは、音の感触よりも、メロディライン自体があまり、耳に残らないように思われること。
同じエレクトロ路線でも、frou frouでは一曲一曲、シングルにしてもいいくらい、メロディも強かったと思うのだが。
けっして安易な展開はしていなくて、むしろ複雑になっているのだけど、そこでついていけるか否かの分かれ目があるのか。
自分の聴きこみと理解力が足りないせいか……。
とはいえ、本作の持つ華やかさと神々しさは、なんだかんだでリピートさせる力がある。
まぶたを閉じて聴くと、スペースシャトルに乗って、宇宙探索に旅立っていくような、陶酔感に見舞われる。
銀河の子守唄。
科学番組の星雲の映像とあわせて流したりすると、まさにぴったり、な感じのする、スペーシーな作品。
「Have You Got It In You?」、「Hide and Seek」、「Clear The Area」、「Daylight Robbery」なんかが、お気に入り。
「Closing In」なんかは、実際にライブで聴けば、激しいロックテイストになるのかも。
▽その他のレビュー、試聴サイト
Everything is awesome!!さん ……メロディがSixpense None the Richer、声がアラニス
・I Megaphone(1998) 管理人お気に入り度……★★★
▽その他のレビュー、試聴サイト
Blue skyさん ……声が澄んでいて、凄く心惹かれる音楽。
▼リンク
imogenheap.co.uk
▼ネットフィーチャー
auralgasms.com
英語。インタビューとプロモ写真多数。
j-wave.co.jp
gmt JAPAN OFFICIAL SITE
▼ルーツ
・(共感を呼ぶアーティストについて訊かれて)今はやっぱりPJ Harveyとかね……やっぱり曲の持つ力に惹かれるんだと思うわ。彼女ってものすごく情熱的で、剥き出しの生身を感じさせる人よね。まるで人間とは何か別の生き物みたい。ものすごく生々しくて、ありのままの自分を歌った音楽よね。何のごまかしも空想もない。素晴らしいの一言に尽きるわ。(「rockin'on 1998/9」より)
▼過去ニュース
▽2005
・USツアー決定。 9/5
ニューアルバム「Speak For Yourself」を引っさげての、USツアーが決定したようです。
「the Hotel Cafe Tour 」と銘打たれているらしきそのツアーのスケジュールは、9月から10月にかけて行われるそうです。
他に、Rachel Yamagataをはじめ、Carey Bros、Tom McRae、Joshua Radin、Joe Purdy、Butch Walker、Jim Biancoらとともに回るようです。
来日希望。
・映画「Just Like Heaven」のサントラに参加。 9/5
Immiが映画「Just Like Heaven」のサントラに、1960年代中期のロックバンドClassics IVのヒット曲「Spooky」のカヴァーで参加したそうです。
リリースは9/13.
このサントラには、他にKatie Melua、Kelisなども参加しているそうです。
・B-Side集をリリース予定? 9/5
オフィシャルサイトによると、ニューアルバム「Speak For Yourself」をリリースしたばかりのImmiですが、B-Side集の制作に向け、またスタジオ・ワークに戻ったようです。
おそらく、アルバム未収録の曲や、他のアーティストの作品に提供した曲等が入るのでは、という気がします。
7年間、ソロのリリースをしなかった間に、ライブのみで披露された曲などもあるので、それらが改めてレコーディングされるのかもしれませんね。
けっこう気になる……。
・ニューアルバム「Speak For Yourself」詳細。7/16
オフィシャルサイトにて、ついにニューアルバム「Speak For Yourself」の詳細が発表されました。
7/18、UKにてMegaphonic Recordsより。
……って、もう数日後じゃん!
今回は自己レーベルからのリリースですね。
全12曲。収録曲のタイトルも掲載されています。
ちなみにオフィシャルstoreで、500枚限定でサイン入りのCDが購入できるようです。
Amazonでも買えるみたいですけど、こちらの13曲入りっていうのは……間違ってますよね?^^;
たぶん、オフィシャルサイトの発表の方が、正しいでしょうから……。
なにはともあれ、Imogenを98年から追い続けてきた方にとっては、やっと来たセカンドソロアルバムのリリースです!
音楽性は、だいぶ変わったみたいですけどね。
・ニューアルバム&シングルについて。
詳細はまだ発表されていないものの、現在オフィシャルサイトでは、ニューアルバムからの新曲「Daylight robbery」が、ちょこっとだけ流されています。
また、シングルとして「Hide & Seek」「Goodnight & Go」を、現在オフィシャルサイトからダウンロード購入することができます。
レーベルはMEGAPHONICとされており、どうもインディー盤としてのリリースのよう。
「Hide & Seek」はPV試聴も可能になっています。
個人的には、こういうイメージビデオっぽい作りは好きではないんですが。
でも、Immiのセカンド、本当に実現してほしいですね。
7/3追記:
去年、ImmiがアメリカのTV局HBOの番組「Six Feet Under」にに提供した曲「Lonely Little Petunia」を含むサウンドトラック「Six Feet Under, Vol. 2」がリリースされました。
そのバージョン違いとも言える「Little Petunia humming」「Little Petunia far far away」「Little Petunia sing for me」の三曲、そしてImmi自らが撮影した「All The Way Home」の映像が収録されたシングル「3 LITTLE PETUNIAS JUST FOR YOU」が、オフィシャルサイトでダウンロード販売を開始しました。
いずれも30秒ほどの視聴が可能になっています。
ちなみに、これらはニューアルバムには収録されないみたいです。
・サントラ「The O.C. Mix 4」に新曲収録。4/17
アメリカのテレビドラマ「The O.C.」のサントラ「The O.C. Mix 4」に、Imogenのニューアルバムの曲という「Goodnight And Go」が収録されました。
やはりFrou Frouで展開したポップエレクトロ路線に加えて、ちょっとクラブっぽい感じになってるみたいですね。
他にもModest Mouse、Beckの曲らが収録されています。
投稿者 sakyo : 2005年03月10日 00:18
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