2005年02月27日
Fiona Apple/フィオナ アップル
▼メモ
1977年NY生まれ。
実直すぎる性格から、幼い頃から他人の誤解を受けることが多く、孤独な少女時代を過ごす。
12歳でのレイプ被害など、辛い思春期の中、ピアノを叩くことが唯一、自分を表現できるものだった。
18歳の時に、デモテープがプロデューサーであるアンドリュー・スレイターの目にとまり、1996年、アルバム「TIDAL」でデビュー。
当時の女性ミュージシャンブームと相成って、じわじわとその知名度をあげていく。
1997年、MTVビデオアウォードの壇上で、「この業界はでたらめ」と発言したのをはじめに、数々の衝撃発言が、話題を呼んだ。
彼女への賛否両論は、マドンナ、コートニー・ラヴに続く、スキャンダラスなロックアイコンとしてのイメージを、定着させる。
一方、その高い音楽性も、確実に人々の中へ浸透。
過激なイメージの裏に潜む、少女の愛や絶望、不安、夢、絶対的孤独……それらをピアノを使って音楽へと変換し、生々しい声で歌い上げる彼女の姿勢は、多くの若者の共感を呼んだ。
1999年に、90ワードもの長いタイトルを冠したセカンドアルバム「When The Pawn……(邦題「真実」)」をリリース。
2000年5月には、日本のファンが待ち続けた、待望の来日も実現。
2006年、ふたたびさまざまな問題を乗り越えつつ、サードアルバム「Extraordinary Machine」をリリース。
▼ディスコグラフィ

「TIDAL」(1996) ……管理人お気に入り度 ★★★★
ピアノとヴォーカル主体の、ソウルフルながら静かで暗めな、バラードの数々。
派手な肉づけや、目に見える衝撃はない。
しかしヒップホップやオルタナティブ・ロックの息づきをも感じさせる、ジャズやブルースの曲調から立ちのぼってくる波。
それは夜の海や遠い街の喧騒、ベッドルームにたたずむ少女の揺れ動く感情を想起させ、美しいバックトラックとともに吐き出させる、彼女の声……ダウナーでかれた野生動物の慟哭のような……を聴いていると、ハンマーで殴られた後の残響のように、じわじわとヒートアップさせられ、気がつくと病みつきになってしまう。
愛する人への憤りや悲しみ、思春期特有の行き場のない心を歌っているが、歌詞の表現が非常に詩的なのが目をひく。
「忘却の青い波の下」「暗闇や影が私の知覚の中で波打って/感情は膨張したり伸縮したり高いところから俯瞰できる」「魂の根源の部分から優しい威圧感が訪れて」「秋の日々は肌にあたるコットンのように私のまわりにそっと揺れていた」「彼はスイレンのようにやってきて/その肉体は思考の表面をそっと浮かんでいく」……etc.
内面世界がポエジーに、感性豊かに描かれている。
終わりのみえない悲しみと倦怠感をにじませながら、なお、一抹の希望を求めやまぬ美しさを結晶させた作品。
どれほどの若者が、自分をSullengirlに仮託しただろう。
個人的は棺桶CD決定の一枚。
・「WHEN THE PAWN...」……管理人お気に入り度 ★★★☆
▼リンク
fiona-apple.com
▼ネットフィーチャー
oricon.co.jp
「Extraordinary Machine」リリース時のインタビュー。
vh1.com
英語。ニュースや写真、プロモ、ライブ映像の試聴などができます。オススメ。
▼ルーツ
・彼女(MissyElliott)はすごい才能の持ち主だと思う。ミッシーとのコラボレーションならやってもいいかも。特にテイストの異なるアーティストに支持されることってうれしいわ。(「CROSS BEAT 1999/12」より)
▼ファッション
・2000年来日時
ライブではノースリーブが多いFiona.
2000年、来日した折も、ライブや取材では、キャミソールを着用していました……が。
絵ではわかりづらいですが、彼女はキャミソールを裏返しに着ていたようなのです。
また、上から着ていたセーターも、ほつれまくりだったとか。
わざと? 彼女なりのファッション? 天然?
今だ謎……。
▼その他メモ
・Maya Angelou
黒人女性アーティスト。Fionaは度々彼女からの影響を口にし、手紙も書いている。「TIDAL」のクレジットでも感謝の意を述べている。センセーショナルな存在となったMTVビデオアウォードの際も、Mayaの言葉を引き合いに出していた。
・Elliott Smith
「彼はもっともっと知られるべき存在。だって素晴らしいもの。私、彼に手紙を書いちゃったくらいだから(笑)」とFionaがリスペクトを公言しているアーティスト。
・HIP HOP:
一時期、HIP HOPを熱心に聴いていたというFiona。一見、ジャンルの相違を覚えるかもしれないが、彼女の音からうかがえる絶妙なリズム・バランス感覚のルーツに挙げられるのかもしれない。ちなみにNASやThe Pharcydeなどを聴いていたらしい。また、Foxy Brownと共演の予定もあったが、スケジュールの都合で実現していない。
・ピカチュウ:
来日時、ファンがステージに投げ込んだぬいぐるみを「ピカチュウ!」と抱きしめたFiona。とりあえず知っている(好き)らしい。
・BECK/ハロルド作石:
バンドマンガ。主人公が音楽に目覚めるきっかけを作った友人の部屋にある、大量のCD。その中には「TIDAL」が……。
・FIONA APPLE GIRL(「SONIC DEAD KIDS」収録)/ART-SCHOOL:
まさに、まんまその名を冠した曲。
▼過去ニュース
▽2005
・MTVu.comにてインタビュー配信。 2005/11/6
MTVu.comにてFionaのインタビューが配信開始なりました。
アルバムについてはもちろん、Free Fiona運動の写真や過去のPVなども視聴できるので、未見の方はぜひ。
これは日本のMTVでも放送してほしいくらいの特集っぷりです。
普段着で頭もぼさぼさ。
そして変わらぬ笑顔のFionaがほほえましいです。
・LAUNCHにてインタビューと「O' Sailor」のPV視聴可能に。 2005/11/6
アメリカの大手音楽サイトLAUNCHにて、Fionaのインタビューと「O' Sailor」のPVが視聴可能になりました。
インタビューは過去の曲や新曲のPVの映像とともに見ることができます。
「O' Sailor」では曲の比喩どおり、溺れる(踊れる)水夫や客船が登場。
フィオナが舵を取るシーンも出てきます。
ちょっと幽霊船とかタイタニックをイメージしてしまいました。
わりと面白映像が多いんですよね、FionaのPVって……。
・米の音楽番組「Jay Leno」「Letterman」に出演。 2005/11/6
Fionaがアメリカの大手音楽番組「 the Late Show with David Letterman」「The Tonight Show with Jay Leno」にそれぞれ出演しました。
Lettermanで「O' Sailor」を披露するFionaを見ましたが、青のドレスを身にまとい、シンプルなアレンジでピアノを弾く彼女を見ると、本当にライブが見たくなりますね。
腕や下半身がだいぶぽっちゃりとしてきたみたいだけど。
・リリース経緯等についての記事がrollingstone.com、日本音楽雑誌に掲載。2005/10/10
rollingstone.comに、Fionaのインタビューが掲載されました。
この5年の間、どういう生活を送っていたのか、またアルバムリリースが遅れた経緯、「Free Fiona」運動が彼女に及ぼした影響などが、Fiona自身の言葉で詳細に語られています。
また、rockin'on 11月号、CROSSBEAT 11月号にそれぞれ同様のリリース経緯の記事が掲載されています。
rockin'onのほうにはCDレビューと広告も打たれており、次号はインタビューも掲載されるそうなので、気になる方は要チェック!
・usatoday.com、calendarlive.com、ENTERTAINMENT WEEKLYに記事掲載。2005/10/10
usatoday.com、calendarlive.comに、Fionaの記事が掲載されました。いずれもrollingstone.comの記事と似ていますが、本人への直接インタビューを行ったようです。
また、「ENTERTAINMENT WEEKLY October 7 issue」では、Fionaが巻頭表紙をSheryl Crowとともに飾っています。こちらにその内容が掲載されています。
・npr.orgにてFionaの音声メッセージ配信。2005/10/10
npr.orgにFionaのインタビュー音声が掲載されました。
ピアノを弾くことについて、リークのことについて語っています。
・アメリカツアーを発表。2005/10/8
「extraordinary machine」をひっさげての、およそ5年ぶりとなるツアー日程が、発表になりました。
全13公演。
アルバムをリリースしても、ツアーはしないんじゃないかという気もしていたので、個人的には一大事変。
うわ、行きたい……。
・全曲試聴開始。10/2
My Spaceにて、「extraordinary machine」の全曲フル試聴が開始されました。
インストアライブ等で公式にコピー盤が配られるなど、各地随所ですでにアルバムは解禁状態となっていますが、まだ聴いていないあなたは必聴です。
・米タワレコにてインストアライブ2005/10/2
10/6、ロサンゼルスのタワレコにて、インストアライブを行うそうです。
ヴァージン時と同様、パフォーマンスとサイン会が行われるそうです。
今までになく、ファンとの直接交流に積極的なFionaです。
・ラジオWNYCの番組に出演 2005/10/2
9/23、FionaがNYのラジオ局WNYCの番組「Soundcheck」にてスタジオライブを行ったそうです。
現在、WNYCのサイトでは当日のインタビュー、パフォーマンスの模様が試聴可能になっています。
彼女の登場まで5分くらいかかりますが、ファンの方は必聴です。
Jon Brionとともに出演したようです。
・HURRICANE RELIEF CONCERT 2005/9/23
9/22、ロサンゼルスにて「HURRICANE RELIEF CONCERT」が行われ、Fionaも出演しました。
これは9/20に行われたものとは別で、他にJack Black率いるTenacious D, Dave Grohl(Foo Fighters), Josh Homme(Queen of the Stone Age)、Jesse Hughes(Eagles of Death Metal)らが出演したそうです。
……なんか面子的に、Fionaだけ浮いている気がするのは、気のせいですか。
収益金はすべてアメリカ赤十字社へ寄付されるそうです。
こちらでは、当日のFionaの写真が見れます。
・Live@Virgin Megastore Union Square2005/9/14
Fionaがニューアルバム、「Extraordinary Machine」リリース以来初、5年ぶりのワンマンライブと思われる、9/20、NYはVirgin Megastore Union Squareでのライブを、公式に発表しました。
ゲストには、プロデュースを手がけた、Mike ElizondoとJon Brionが出演する模様。
死ぬほど行きたい!
11/5追記:
当日の模様が試聴できます。こちらではジャズのスタンダードナンバー「After You've Gone」を熱唱するFiona、myspace.comでは「Fast As You Can」のアコースティックバージョンを歌うFionaが見れます。
どちらも必見。
どちらもJon Brionいます。
どちらもファンとライブを楽しんでいるFionaです。
9/23追記2:
isifa.com、BrunoPress等でも、写真が公開されています。
終始笑顔です。
9/23追記:
当日はextraordinary machine、o'sailor、parting gift、waltz、fast as you can、paperbag、そしてオールディーズ曲のカヴァーが披露したされたそうです。
こちらでは、当日行った人の感想が、写真とともに掲載されています。
2005年リアルタイムのFionaを見た、まさに激レアレポですね。
11/5追記:
こちら(RealVideo)にてCMの試聴可能になりました。
・ニューアルバムの口コミ宣伝者を募集2005/9/14
オフィシャルサイトによると、ニューアルバム「Extraordinary Machine」のTVコマーシャルに出演したい、エキストラを募集したようです。
希望者は9/14にマンハッタンアベニューへ集合!とのこと。
後日、アメリカでは放送されるでしょう。
よく映画のCMで、一般人が「涙が止まりませんでした〜」とか言っている、アレな感じですかね……。
・Hurricane Katrina Relief benefit concertに出演。2005/9/8
ハリケーン「Katrina」により、アメリカ南部に大きな被害が出たことが、日本にも伝えられました。
そのチャリティイベント、Hurricane Katrina Relief benefit concertがMTVで9/10に行われ、Fionaも出演するそうです。
Club Largoをのぞけば、ライブとしては約5年ぶりの公式出演アナウンス。
いや、見たいですよね……。
たぶん、見れる気はしますが。
ちょっとリサーチしてみよう……。
ちなみに下記にも書いた、オフィシャルて告知している招待ライブとは別物なのでしょうか。
それもすごく気になってます。
9/14追記:
Fionaのファンサイト「tidal voice」さんのBBSにて、映像が見れるサイトを書き込みして下さった方がいました。
「Extraordinary Machine」を歌うFionaの映像が見れます!
また、mtv.comのFionaページでも、すでにアップされています。
・公開映像「EXCLUSIVE SNEAK PEEK」 9/8
いままでの「EXCLUSIVE SNEAK PEEK」に関する情報を、整理してまとめてみました。
9/14追記:
公開映像第四弾。
プロデューサーMike Elizondoの子供たちが、収録曲「Tymps (The Sick in the Head Song)」を歌う姿が収められています。
FionaとMike Elizondo自身もちょっと映っています。
これで、新曲Tymps (The Sick in the Head Song)」が、ネットで流れた「Used To Love」のタイトル差し替え曲ということが、ほぼ確定ですね……。
9/8追記:
公開映像第三弾。
2005年8月にClub Largoで行われた、Jon Brion主催のライブに出演したときの映像です。
デュアルディスク盤にも入るやつと思います。
プライベート時など、たまにしか見られない、メガネ姿のFionaです。
こうして動くFionaを見ると、とても不思議な気がします。
なんかねー、とうぜん、バリうれしいんですけど、まだふわふわした感じで、かつアワアワしてるんです、脳内が。
そして、わけもなく不安。
8/27追記:
「EXCLUSIVE SNEAK PEEK」第二弾が公開されました。
これはなんとまさかの、Fionaがピアノを弾く姿をとらえた、最初のもののようです!!!
この映像を発見したことが、「Parting Gift」制作のきっかけになったよう?
殺人的にレアすぎる……。
ちなみに、公開した映像は、順次アーカイブとして残されていくようなので、安心ですね。
8/24追記:
公式サイトによると、ニューアルバムはDualDisc盤となるようです。
当然ながら、収録される映像が気になるところですが、オフィシャルサイトでは、ニューアルバムがリリースされるまでの間、制作の舞台裏等を映した映像が、「EXCLUSIVE SNEAK PEEK」と銘打たれ、毎週金曜日(当然ですが、現地時間)に公開されるそうです。
収録されるのはその映像かな?
現在公開されているのは、「Not About Love」。
友人のコメディアンZach Galifianakisと映像監督のMichael Bliedenによって手がけられたもののようです。
ちなみに、やはりアレンジは、ネットに流出したものとは変えられてますねえ……。
・5年ぶりのソロライブ?2005/8/16
オフィシャルサイトでは現在、応募者のなかから抽選で、Fionaのライブの参加者を募集しているようです。
ライブの詳細は不明ですが、企画は「EXTRAORDINARY MACHINE SWEEPSTAKES」と命名されており、応募資格は「13歳以上のアメリカ在住者」……(悲)。
しかも、往復航空券&宿泊、さらには「EXTRAORDINARY MACHINE」のサンプル盤がもらえるらしいです。
う、うらやましい〜!
Jon Brionが毎週金曜に行っているClub Largoのライブには、時折、シークレットゲストとして登場していた(7月末にも出たらしい)Fionaですが、ソロではまさに5年ぶり!ではないでしょうか。
ライブが行われれば、情報もまた流れるでしょうが……。
来日もぜひまた実現して欲しいですよね〜。
・アルバム発売公式リリース。 2005/8/15
5年にわたり、更新の止まっていたオフィシャルサイトがついにリニューアルされ、Fionaのニューアルバムのリリースが告知されました!!!(号泣)
2005年秋、とうとうFionaの新しいアルバムにちゃんと出会えます!
すでに下記に記した「Parting Gift」と「O' Sailor」がオフィシャルで流れており、フルで試聴できます。
(「Parting Gift」はメールアドレス登録要)
iTuneでは8/16から同2曲をダウンロード開始。
(……これに合わすために、延ばされていたのか?)
いろいろと整理がまだつきませんが、今後、さらなる情報もアップされることでしょう。
されなきゃ困る。
待っててよかった……。
今日、夜泣くかも……。
10/2追記:
iTunesでも、アルバムの先行予約を受付中です。
10/3までにiTunesで先行予約すると、デジタル版ブックレットとボーナストラックとして「Parting Gift」のライブバージョンが付くそうです。
ちなみに、日本盤のボーナス・トラックは「Paper Bag」と「Parting Gift」のライブバージョンのようです。
9/8追記:
デュアルディスク盤の詳細が発表されています。
LPCM Stereo タイプで、「Not About Love」のPV、「Parting Gift」のライブ映像のほか、おそらく今年の8月に、毎週Jon Brionが主催している、club Largoでのライブに出演したときのものであろう、ライブ映像も5曲(「Fast As You Can」「Paper Bag」などがふくまれるそう)収録されるそうです。
ちなみに「tidal voice」のナナオさんも書かれてますが、これDUALDISC盤とフツウのCDで、値段違わないんですね。
だったら、みんなデュアルディスク盤買いますよね〜。
(対応プレイヤーの問題もありますが)
両者でランキングすごい違うし(笑)。
でも、自分はプロモ盤もふくめて、結局、全部買ってしまう気が、します……。
ちなみに、日本盤は10/19でリリース決定です。
ボーナストラックが付く、というちっさい情報以外は、まだとくに情報なしです……。
8/30追記:
AMAZON、HMVでも、リリース情報が掲載されました。
いよいよ間違いなく発売されるんだなあ……。
ちなみにAMAZONのみ、現時点でDUALDISC盤とフツウのCD盤の二種が掲載。
いずれも輸入盤で、日本盤の情報はまだありません。
個人的に一番欲しいのは、Vinyl盤だったりします(笑)。
8/28追記:
sonymusicstore.comのストアサイトに、「Extraordinary Machine」が掲載され、収録曲が掲示されています。
それによると、全12曲(今までのFionaの作品の中では最長)で、「Parting Gift」に加え、新たに「Tymps (The Sick in the Head Song) 」という曲の存在が見えます。
出回っていた曲のなかで、「Used To Love」がなくなっているので、差し替えられたのか、タイトルだけが変わったのか、詳細は不明です。
なお、アルバムとしては初(たぶん)のVinyl盤もリリースされるようです。
8/16追記2:
nytimes.comに、リリースにいたる、これまでの経緯が掲載されました。
アルバムの曲が出回った数ヶ月前から、FionaはすでにMike Elizondoとの再レコーディングに入っていた、とされているようです。
8/16追記:
オフィシャルサイトに続報が掲載されました。
リリース日はアメリカで10/4。
プロデュースは、先日書いたBrian Kehew。
そして、Dr. Dre、Eminem、50 Centなどを手がけたMike Elizondoも参加。
以前、Dr. Dreがプロデュースしているのでは……といううわさがありましたが、この辺から出てたのかな?
ちなみに、多くの作業をともにしたと思われる、Jon Brionの名がかき消されているのが、ちょっと気になるところ。
7月末、FionaはJon Brion恒例のLargoのライブに出演した、という情報もあるので、別に二人の関係の問題ではないと思うのですが……。
・新曲「Parting Gift」? 2005/8/15
「Parting Gift」という曲の存在が、新たに明らかになりました。
この曲が、現在作り直されているという「Extraordinary Machine」に収録されるのかはまだ不明ですが、「ニューシングル」と言われ、すでにPVまで作られて、画像まで公開されているというのは、ちょっと聞き捨てならないですな。
Fiona本人がネットをはじめ、マスコミを嫌っているのもあって、直接状況が語られることがないので、安易に海外の自分らが断言することはできないですが……。
Xデーは近い、と思っていいのですか!?
ちなみに再レコーディングされたという「O' Sailor」(正しい表記は「Oh Sailor」かも)も、ネットでまた出回っているようです……。
8/24追記:
music.yahoo.comにて、「Parting Gift」のPVがフル試聴開始になりました。(要ID)
ワンカメでピアノを弾くフィオナの姿が延々と撮られている、シンプルな映像です。
映像を手がけたのは、彼女の異母兄弟と言われる映像作家、Spencer Maggartのようです。
・あらたな曲作りを開始?2005/6/22
fionaapple.org経由のニュース。
レコード会社に棚上げされたまま、結局リリースの音沙汰のないFiona嬢の新作ですが、Entertainment Weekly 6/24号」に、その続報らしきものが掲載されました。
関係者から出たというその内容は、リリースの遅れは、あくまでFiona自身が、Jon Brionのプロデュース内容に不満を持ち、保留にしているとのこと。
そして、新たにBrian Kehewをプロデューサーに迎えて、アルバム制作を開始しているという情報。
……あらためて新曲にとりかかっているのでは、という噂はありましたが、メディアのニュースに掲載されたのは初めてじゃないでしょうか。
ただ、今までも具体的な共作者名等ずらずらと出てきていましたが、結局全部嘘っぽいみたいなので、今回の話も、真相は彼女のみぞ知る、感じですかね。
Jon Brionワークスもぜんぜん悪くないと思うんだけど……。
ちなみにBrian Kehewは、元JELLYFISHのRoger Manningと、Moog Cookbookというユニットをやっている人。
Moog Cookbookでは、アナログシンセで脱力ポップが展開されていますが……それとFionaって、どうよ。
・アルバムの音源が流出2005/3/12
すでに完成していながら、レコード会社の判断でお蔵入りとされているFionaのニューアルバム(タイトルは「Extraordinary Machine」とされています。)の音源が、シアトルのFMラジオ番組The New Music showでリークされました。
全曲放送され、その録音のみならず、マスターから録られたと思しき音質の音源も、すでにネットで出まわっています。
たとえ新曲が聴けても、こうした形での露出は、絶対に良いわけはないです……。
(でも、よい子ぶっても、わたくしも結局聴いてしまうわけですが)
数曲もれたために、あわててリリースが促進されるケースが他アーティストではありますが、Fionaの曲は去年から回っていたにも関わらず、レコード会社が動かなかったため、全曲公開に踏み切られたのでしょうか。
これでかえって、リリース不可にならないことを、いのるばかりです。
続報はFionaの日本ファンサイトにて。
投稿者 sakyo : 13:33 | コメント (0) | トラックバック
2005年02月26日
Takako Tate/タテ タカコ
▼オンエア
・MUSIC ON! TV 「タテタカコ Special 」 2/26
3/5 19:00〜20:00(初回放送)
1/10に吉祥寺スターパインズカフェで行われたライブ、インタビューなどが放映されるそうです。
投稿者 sakyo : 13:01 | コメント (0) | トラックバック
2005年02月24日
EGO-WRAPPIN'/エゴラッピン
▼memo
メンバーは中納良恵(1974年生:Vo)と、森 雅樹(1974年生:G)の二人。
クラシック音楽を学んでいたが、Marlena Shaw、Stevie wonder、Curtis Mayfieldらを愛聴し、ピアノより歌に自由を求めていた中納が、バンドをはじめるため、紹介された森と1996年に大阪で結成。
EGO-WRAPPIN'の名の由来は、尊敬するヒップホップグループDe La Soulの楽曲「Ego Trippin」からとのこと。
関西を中心に活動し、同年、岡山のレーベルからミニアルバム「calling me」をリリース。
1998年、RD RECORDSよりファーストアルバム「BLUE SPEAKER」をリリース。山本精一(ボムダムズ)の絶賛、フジテレビドラマの挿入歌採用などもあり、認知度の高まりとともに、大阪のインディーズチャートで、常に1位をキープするようになる。
1999年、ミニアルバム「His choice of shoes is ill!」「SWING FOR JOY」をリリース。 また、各FM局でパワープレイを獲得。
2000年より、ライブ活動を全国規模に拡大。さらにミニアルバム「色彩のブルース」をリリースし、タイトル曲はFM J-WAVEで半ばヘビーローテーション状態に。
一方、中納良恵のソロプロジェクトJuJu KNEIPPも始動。
2001年、ポリドールにDjango Reinhardtの曲名を冠した自らのレーベル、Minor Swingを設立。メジャーデビューアルバム「満ち汐のロマンス」をリリース。
以後、全国各地へのツアーやフェスティバル、他アーティスト作品への参加、TV番組での曲採用などで、EGO-WRAPPIN'の音を耳にできる機会は頻繁に増え、名実ともに日本の新世代ミュージシャンの注目株として挙げられるグループとなった。
クラブミュージックやジャズの音色を持ち味としながら、オシャレサウンドのみに終結せず、情熱と場末キャバレーのやさぐれ感、そして懐かしさを匂わす豊潤
なオリジナルサウンドを生み出すことのできる、今後期待のアーティスト。
▼discography
・「満ち汐のロマンス」(2001) 管理人お気に入り度……★★☆
▼link
egowrappin.com
UNIVERSAL-MUSIC
▼netfeature
vis-a-vis.co.jp
net-flyer.tv
jungle.ne.jp
投稿者 sakyo : 00:39 | コメント (0) | トラックバック
EddiReader/エディ リーダー
▼memo
1959 年、スコットランドのグラスゴー生まれ。本名はSadenia Reader.
音楽を愛好する家庭に育ち、Elvis Presley、Janis Joplin、Ry Cooder、Tim Buckleyなどの曲を愛聴していた。
(Trash Can Sinatrasのメンバー、Frank ReaderはEddiの実弟)
10歳でギターを手にし、十代前半には人前で歌い始める。
1980年代からサーカス団についてヨーロッパ各地を変遷後、1983年頃からロンドンのスタジオ・ミュージシャンとして活動。Gang Of Four、Eurythmics、Alison Moyet、The Waterboysらのレコーディングやツアーに参加。
幅広く柔軟に富んだ彼女の音楽性を、仲間は賞賛の意をこめ「Ever-ready」と愛称し、それが後のアーティスト・ネームの起源となる。
1987年、ギタリストMark E. NevinらとバンドFairground Attractionを結成。直後にRCAと契約を結び、1988年、デビューシングル「Perfect」、そしてアルバム「First Of A Million Kiss」をリリース。
「Perfect」は全英ナンバーワンの大ヒットとなり、アルバムもその年のBrit Awardsにおいて「Best Of The Year」に選出される。1989年に来日公演。
その後、メンバーの音楽性の違いや、Eddiの妊娠などが重なり、1990年にバンドは解散する。
出産後、少しずつ音楽活動を再開していったEddiは1992年にソロアルバム「Mirmama」、1994年にセカンドアルバム「Eddi Reader(邦題:「天使の溜息」)」をリリース。このセカンド、そしてシングル「Patience of Angels」が大ヒットとなり、Eddiはイギリスの代表的な女性ミュージシャンの一人としての地位を不動のものとした。
現在までコンスタントに活動を続けており、最新アルバムは「Eddi Reader Sings the Songs of Robert Burns(邦題:「ロバート・バーンズを想う)」。
自然体でなじみやすい、シンプル・アコースティックをベースにしながら、スタンダードに収まらない、美しい流動を描くメロディとクールな歌声が魅力。
■link
eddireader.com
UNIVERSAL INTERNATIONAL
@Victor Entertainment
▼netfeature
smashingmag.com
投稿者 sakyo : 00:34 | コメント (0) | トラックバック
2005年02月23日
Gargage/ガービッジ
▼リリース
・ニューアルバム「Bleed Like Me」リリース。 2/23
4/17、4枚目となるオリジナルアルバム「Bleed Like Me」のリリースが決定しました。
ゲストにDave Grohlが参加するとのこと。
ちなみに国内盤は4/13リリース予定。
フツーにメジャー・ロックなものになりそうな気がしますが、以前、「新作は暗くてダークなものになる」とShirleyが語っていたようにも思います。
cdjournal.comではジャケも載っています。
投稿者 sakyo : 11:48 | コメント (0) | トラックバック
2005年02月22日
Dot Allison/ドット アリソン
Dot Allison/ドット アリソンの作品をチェックしてみる。
▼メモ
1969年スコットランド出身。本名Dorothy Elliot Allison.
1993年、Andy Weatherallの「一番美しい秘蔵っ子」、「大人版Saint Etienne」と称されたダブ・ロック・ユニット、One Doveのメンバーとしてデビュー、ボーカルを務める。
One Dove解散後、交通事故など悲運に見舞われるものの、やがてBeth Ortonなども所属したレーベルHeavenly Recordsと契約。
1999年、初のソロアルバム「Afterglow」をリリース。
One Dove時代の音色を残しつつ、ポップを感じさせる作品で、新たなファンの獲得に成功した。
その後、レーベルが親会社に切られるなど、再び制作環境に恵まれなかった彼女だが、自分の納得いくリリースができる道を模索。
2002年、新たに契約したMantraレーベルから、Two Lone Swordsmen(Keith Tenniswood&Andy Weatherall)、Mercury Rev、Death in Vegas、Mani(元Stone Roses・現Primal Scream)といった、豪華メンバーが参加したセカンドアルバム「We Are Science」をリリースした。
日本では目立ったプロモーション展開はないものの、Massive Attackとも交流があり、彼らの作品にゲスト参加、世界ツアー同行という形で、来日も果たしている。
甘く、はかなげな声を持ちつつ、ヘヴィなダル・ダヴ・ビートを繰り出し、クールな打ち込みと余情的なアコギスタイルを行きつ戻りつするセンス。
エレクトロニックなアプローチをすれば、生音も取り入れるなどオーガニックな要素も大切にする。
ニューウェーヴ、アンビエントハウス、60年代ソウル……多彩な引き出しをうがかわせる、今後が楽しみなミュージシャンの一人。
▼リンク
mantrarecordings.com
heavenly100.com
投稿者 sakyo : 00:04 | コメント (0) | トラックバック
2005年02月20日
The Cranberries/クランベリーズ
▼memo
1990年、アイルランドでバンド募集の告知を出していたNoel Hogan(g)、Mike Hogan(ba)、Fergal Lawler(d)に、3歳で歌い始め、10代初めからソングライティングを手がけていた紅一点の18歳、Dolores O'Riordan(vo, g, key)が加入し、結成される。
インディー・リリースを経、デモテープがIsland Recordsの創始者Chris BlackwellやプロデューサーDenny Cordell (Leon Russell、Tom Petty &The Heartbreakers)の目にとまったことがきっかけで、メジャー契約。
1992年、デビューアルバム「Everybody Else Is Doing It,So Why Can't We?」をイギリス、アイルランドでリリース。
当初は不評だったが、1993年に同アルバムがアメリカでもリリースされ、The The、Suede、Duran Duranらとからむ全米ツアー、シングル「Dreams」「Linger」の大ヒットにより、年末には「U2と並ぶ、北米で最も成功したアイリッシュ・バンド」として、故郷に迎えられることとなった。
続くアルバム「No Need To Argue」、「To The Faithful Departed」にいたって、シングル・ヒットを連発(とくにアイルランドで起きた爆弾テロを非難した反戦ソング「Zombie」は、彼らの代表曲となった)、ヨーロッパ、アジアでも広く知られた存在となる。
だが、つねにメディアにさらされながらの過酷なスケジュールは、Doloresをドクター・ストップへ追いやり、バンドも解散の危機に瀕する。彼らはしばらくの間、ツアーやメディアへの露出等を行わないことを表明。
1998年、初のセルフ・プロデュース作品「Bury The Hatchet」でシーンに復帰。
2001年、「Wake Up And Smell The Coffee」リリース。
2002年末、Doloresがソロ作品の希望を持っている、とインタヴューで語ったことから、バンド脱退と一時報じられたものの、2003年以降もライブをはじめ活動しており、杞憂に終わったよう。
現在は休養をとりつつ、新たな活動予定もあるようだ。
親しみやすいポップなサウンドにディープな歌詞、浮揚感にあふれながらも、張りつめた緊張感と嗚咽の震えを想起させるDoloresのヴォーカルは、今も曇りなく、聴く者を魅了する。
▼link
The Cranberries Official Website
UNIVERSAL INTERNATIONAL
投稿者 sakyo : 21:18 | コメント (0) | トラックバック
Alanis Morissette/アラニス モリセット
Alanis Morissette/アラニス モリセットの作品をチェックしてみる。
▼メモ
1974年、カナダのオタワ生まれ。
9歳から作曲をはじめ、TVの子役を務めるなど、早熟な少女スターとして自国で有名だったが、大人に囲まれたショービジネスの世界で、精神不安定状態となったのをきっかけに、自分を取り戻すべく、アイドルの地位を捨てて、単身ロサンゼルスへ移住した。
当時はニルヴァーナ、トーリ・エイモス、パール・ジャムらの音楽に影響を受けたという。
やがて良き理解者となるプロデューサー、グレン・バラードと出会い、マドンナのレーベル「マーヴェリック」と契約。
1995年、ワールドワイド・デビュー作「ジャグド・リトル・ピル」を発表。自分の体験や心情を、赤裸々に言葉にし、全身を振り絞って歌う、独特の歌唱スタイルが、多くの人々の共感を得るところとなった。
第38回グラミー賞で、最多4部門を独占。「ジャグド・リトル・ピル」は2800万枚のセールスを記録。90年代、もっとも売れたアルバムとなる。
当時「女性シンガーソングライター」ブームが各地で起こったが、彼女はその確固たる火付け役となったといえるだろう。
1998年、セカンドアルバム「サポーズド・フォーマー・インファチュエイション・ジャンキー」をリリース。
インドを旅した経験をもとに、あふれる言葉をインダストリアルなオリエンタルサウンドにのせた、新しい音楽性を確立。
1999年に「MTVアンプラグド」、2002年に「アンダー・ラグ・スウェプト」を発表。
映画、舞台などにも挑戦し、プライベートでは絵や写真、小説などもたしなんでいるようで、創造の枠をさらに広げている模様。
チャリティーや救済活動も積極的に行っており、国連友の会からグローバル・トレランス・アワードの受賞も受けている。
現在の音楽業界におけるアーティストの権利、レコード業界、ミュージシャンへのデジタルでのダウンロード問題についても積極的に意見を出しており、ネット上での自由な表現を求める様子がうかがえる。
▼ディスコグラフィ

jagged little pill(1996) 管理人お気に入り度……★★★★
Alanis本人が「あそこまで無防備になったのは初めて」という本作は、彼女の意識のみならず、無意識のレベルにまで触れ、のぞいたような感触がある。
シンプルなギターコードのループが多用されたサウンドと、神がかり的金属音にも似た、「独特」の一言では表せない声が相成り、彼女の内面へずんずんといざなう。
トランス状態で書かれるというメロディは、高揚と静謐をくり返しながら、様々に混ざりあった感情を、むきだしにしていく。
ポップな曲調だが、単にキャッチーなだけに終わらないダイナミズムをこの作品が獲得しえたのは、そうした、本来は見えない精神や潜在意識といったものまでもを、音できわめてダイレクトに表現できたことに、一因があるだろう。
ほとんどが一発録りという方法も、「感情が抑制されていると感じたものは全部排除した」という、今作における彼女の意図に、非常に有効に働いている。
歌われている内容は、周りの人々に対する率直なメッセージや、それまでの波乱に満ちた人生で得た、自己の哲学、信念、生き方といったもので、セクシャルな表現が多いことが、話題になった。
だが、個人的には、知的ユーモアに富んだ、彼女のフレーズのセンスにも注目したい。
「彼女って私の年上バージョンって感じよね/彼女も私みたいにイカレてるのかしら……彼女あなたの赤ん坊を生んだりするの?/きっとほんとうに素晴らしい母親になるでしょうよ」「あなたって食券みたいな味がする」「それはシャルドネのグラスに落ちた黒いハエみたいなもの」「あなたが上を歩いている卵の殻を掃除する人間にはなりたくない」……など、レトリックを多用しながら、けしておしつけがましくなく、シニカルな内容を伝える。この彼女の歌詞の部分にハマッたファンも多い。
このアルバムは90年代最高のセールスをあげ、それによってAlanisはゆるぎないアーティストの地位を築いた。

Supposed Former Infatuation Junkie 管理人オススメ度……★★☆

So-Called Chaos 管理人オススメ度……★★★
本作は、彼女の特色であるオリエンタル・タッチと、弾むようなポップ感が、これまででもっともうまく融合した作品となったようだ。
今までフィーリングに任せっぱなしで、ややありきたりに感じられたメロディも、今作ではわりと練られており、曲の長さもトータル約40分と、非常に聴きやすくまとめられている。
個人的に、Alanisの声は在るだけで多様な感情表現に富んでいると思うので、重厚なセカンドの頃に比べればかなりましになったものの、まだアレンジは過剰だし、音数ももう少しシンプルになれば……と感じてしまう部分もある(この辺は好みの問題かも)。
また、激しい起伏に満ちたロックソングも少なく、バラエティにとんだ楽曲がそろったとは言いがたい。全体的に、やや単調でインパクトには欠けると思う。
が、キャッチーでキラメキあふれる今回のサウンドに、親しみやすい人も多いだろう。
歌詞の面は、同じフレーズの繰り返しや、逆説的なメッセージでより印象強く聴く者にうったえる手法などは、基本的にこれまでと変わらないものの、曲の長さ同様、非常にシンプルにわかりやすく書かれた。
何より、アーティストの精神的前進と成長は、本作でうかがい知ることのできる、うれしい点のひとつではないだろうか。
出だしの「Eight Easy Steps」から『捨てられるのが怖くてずっと言いなりになっている方法/自分で何とかなる状況なのに男に頼る方法/誰かを操って自分そっくりにする方法/チャンスを利用せずに逃してしまう方法/……これらすべてを8つの簡単なステップで教えてあげましょう』とたたみかけ、「Excuses」では『誰も助けてくれないのは私が鈍すぎるから 賢すぎるから/誰も私を理解してくれない/さびしい みんなが私を嫌ってる/……こういう言い訳って なんて役に立つのかしら』と、ブラックユーモアのような詞が並ぶ。
当然、Alanisの意図するところは、裏返しの部分であり、(多くは過去の彼女自身の姿であろう)それらの状況を、距離を置いて見ながら、時に笑い飛ばしているのだが、皮肉や自虐というよりは、『こういうことを白日の下に露わにすると その根拠が揺らいで 視野が鮮明になってくる(「Excuses」)』『(あなたを今まで恨んできたけれど)今つらい思いをしているのは誰?/……柔軟になってよく考え/放棄して解放されたい(「This Grudge」)』など、自分を冷静に見つめる視点が、随所にうかがわれる。
また、現在の彼女の、プライベートな恋愛状況と照らし合わせられると思える箇所も多々。
「あなたが素晴らしすぎるせいで、私の最高の部分さえ貧弱に見えちゃうじゃない」と恋人へのあられもないノロケを表した「Knees Of My Bees」や、今後をともに生きていく上での決意表明ともとれる「Out Is Through」、天邪鬼な態度しかとれず、本当の気持ちをどう伝えたらいいのかわからずにいる「Doth I Protest Too Much」、従属的な女性像を並べたあげく、最後には「私は自分を簡単に忘れたりしない」と恋人にきっぱり宣言する「Spineless」、そして自分のあらゆる面を受け入れてくれる存在へのラブ・ソング「Everything」。
これまで同様、セルフ・ポートレートともいえる彼女のアルバムだが、現在の姿がオーディエンスにもリアルタイムで伝わりやすく、より共感しやすい作品に仕上がったと言えるだろう。
歪みや変則的なチューンを好む人には、それほどおすすめできないポップアルバムかもしれない。
が現在、自分を見失いそうになっている人、自己嫌悪やネガティヴの溝にはまりこんでいる人には、常に自己分析を試みながら、着実に成熟を遂げ続けている彼女のメッセージに、一度触れてみて欲しいと思う。
▼pv
・「Hands Clean」
Alanisの演じるAlanis Morissetteストーリー、といったプロモ。主人公=Alanis(たぶん)の、曲を作る動機から過程、結果が、そのまま描かれている。
曲の内容通り、過去に因縁のあったらしき男性と再会、その想いを曲にし、CDとしてプレスされ、プロモーションも行い、ライブで声高に歌い、やがて多くの人々にも浸透していき……けれど、また男性と再会すれば気づく、なお消化されずに残っている想い。一連の過程を経ても結局「戻って」きてしまう、メビウスの輪のような人生のシステム。最後、その皮肉に洩らす、Alanisの自嘲のような表情が印象的だ。
自虐的?と深読みしたくなる内容だが、けっして重くはなく、小道具を使ってかわいらしく、ユーモアに見せている。
▼リンク
alanismorissette.com
maverick.com
WARNER MUSIC JAPAN
▼ネットフィーチャー
hotexpress.co.jp
「So-Called Chaos Japan Tour2004」9/27@東京国際フォーラムのライブ・レビュー。
mtv.com
映像、ニュース、特集記事等。
excite.co.jp
「So-Called Chaos」リリース時のインタビュー。かなり詳細。
bounce.com
「So-Called Chaos」リリース時のインタビュー。
nme.com
BBCRadio2
▼ルーツ
・私、Jeff Buckleyが好きなの。あと、自分を表現することをあまり意識していないアーティストが好き。Bjorkとか。彼らのスタイルを真似しようとはあんまり思ってないんだけど、結果的には、自意識過剰にならないっていう、彼らの特徴には似てきてるかもしれない。スタジオのヴォーカルブースにいるときは、自分がどうしていてどう歌っているかなんて、まったく考えていないわ。自分自身を表現することこそが、大事なんだもの。(
barks.co.jpより。)
▼過去ニュース
▽2005
・GAP限定コンピレーションCD 10/1
AlanisやJoss Stone、Michelle Williams、Michelle Branchらが参加したGAP限定コンピレーションCDが9月初頭より、各店頭で配布開始となっていますが、MTVのサイトにて、CMのディレクターズカット版の動画と、日本語訳が見れるようになっています。
AlanisのFavoriteについてしゃべる姿や、パフォーマンスなども、ちょこちょこ見れます。
まだ見ていない方は、ごらんあれ。
・ベスト盤「The Collection」のリリース決定。9/16
11/8、Alanis初のベスト盤となる「The Collection」のリリースが決定しました。
CD Jarnalには収録曲の一部が発表されていますが、新曲も入る予定だそうです。
ヒット曲中心の選曲、ということで、やはり「Jagged Little Pill」からの曲が多く入りそうです。
Alanisはその時々の自分を表現することに力を入れている、という気がするので、いいとこ取りみたいなベスト盤は、従来のファンにとっては新曲がなければ、ちょっと魅力が薄い、気もします。
ボーナストラック入り日本盤も予定されていましたが、中止になったそうです……。
どうせなら、B-side集か、「Jagged〜」以外の曲中心のライブ盤がいい、個人的には。
でも新曲は、気になるよー。
・「Jagged Little Pill Acoustic」日本盤リリース決定。6/28
「Jagged Little Pill」リリースから10年を記念して、全曲をアコースティックで再録した、「Jagged Little Pill Acoustic」。
アメリカのスターバックス限定ですでにリリースされている今作が、日本盤でも7/27にリリース決定です。
あれから10年なんて、ほんと信じられない。
どれだけ多くのことを、彼女の音楽から学び、励まされてきたか。
新たにレコーディングされた声を聴きながら、確認したいです。
・ワーナーにてAlanisデビュー秘話公開。
ワーナーミュージックジャパンのサイトにて、「Jagged Little Pill Acoustic」をリリースしたAlanisにちなみ、彼女のデビュー時のエピソードが公開されています。
当時、傷ついていたAlanisが単身、LAに出てきたときの決意や、Maverick Recordsの社長Freddy DeMannが、彼女のデモ・テープを聴いて「新しい時代のBob Dylan」と評し、契約を即決したことなどが掲載されています。
・北米アコースティック・ツアー決定。4/25
衝撃のデビュー作「Jagged Little Pill」から10年経った(!!)ことを記念して、6月にアコースティック盤をリリースすることが決定しているAlanisの、北米アコースティック・ツアーが決定しました。
今のところ、それ以外の地域でのツアーは発表されていません。
重厚なアレンジより、シンプルな弾き語りを望む声も多かった彼女のライブとアルバム。
アンプラグドで聴きたいです!
でも、普段のライブでも1stの曲が多めなのは、個人的にはあまり好きくないのですが……どうでしょう。
投稿者 sakyo : 20:16 | コメント (0) | トラックバック
Cocco/コッコ
▼メモ
1977年 沖縄生まれ 。
小さな頃から絵を描いたりものを創ることが好きだったという。
他人と容易に打ち解けない面が強かったが、生まれ育った風土と親しんだおとぎ話、愛する者への絶え間ない想いは、彼女独特の感受性、世界観と結びつき、揺るぎない核となる。
バレリーナ志望で、音楽的素養はほとんどなかったらしいが、レコード会社に見出され、1996年インディーズ・デビュー、1997年にシングル「カウントダウン」でメジャーデビューする。
その後、4枚のアルバムをリリース。強烈な詞世界、オルタナティブな音、表現力、圧倒的なライブパフォーマンス、そして個性的なキャラクターは、すぐに多くの人に浸透し、後のフォロワーも少なからず生んだ。
メディアにはほとんど登場せず、マイペースで制作を続けたが、2001年、ミュージシャンとしての活動を中止。
2002年に絵本を出版。
新たな方向を模索中。
今でもその存在は、強く、多くのファンに根付いている。
▼ディスコグラフィ
・ブーゲンビリア 管理人お気に入り度……★★★★
・サングローズ」管理人お気に入り度……☆★★
▼リンク
cocco.co.jp
SPEEDSTAR RECORDS
▼過去ニュース
▽2005
・FMラジオドラマに出演。 11/12
CoccoがFM沖縄初の本格的ラジオドラマ「観光立県オキナワ〜美(ちゅ)ら島 その未来〜」に出演するそうです。
ごみの側の目線から人間を風刺するという、ドラマとドキュメンタリーで作られた物語のようです。
11/12の18時よりオンエア。
他にも川満聡、津波信一、藤木勇人、下地勇ら、沖縄出身者、同局のアナウンサーらが参加。
・ゴミゼロ大実戦2005 8/14
Coccoの願いを具現化した、みんなでいっせいにゴミを拾う「ゴミゼロ大実戦」の日が、今年も8/15に設定されました。
今年は集合時間も集合場所もあえて決めず、それぞれがそれぞれの場所を、自分のできる範囲でやる、というコンセプトとのことです。
当たり前のことをただやる、ということです。
自分も、ささやかながらゴミ拾いします。
・バンドSINGER SONGER始動。デビューシングル&アルバム発売決定。4/26
絵本とそれにともなったリリース、というマイペースな活動を続けていたCoccoが、本格的な音楽活動再開の場としてえらんだバンド、SINGER SONGERのスタートが決定しました。
メンバーとして、くるりの岸田繁と佐藤征史、ニール・アンド・イライザの堀江博久、くるり、国府達矢、七尾旅人、SHINDOらのサポートで活動している臺太郎が発表されています。
デビューシングルは5/25「初花凜々」。
初回限定盤には、PVとレコーディングショットを収めたDVDが付いているそうです。
すでにラジオ等でオンエアも開始しています。
その約一ヵ月後、6/29にはデビューアルバム「ばらいろポップ」のリリースも決定。
メディア情報としては、ROCKIN'ON JAPANでの連続掲載(6月号は表紙)、そしてオフィシャルサイトも開設しています。
音は聴かないとなにもわからないけれど、今、音楽をとても愛しているようなCoccoの笑顔がとてもきれいでうれしい。
投稿者 sakyo : 19:48 | コメント (0) | トラックバック
Clammbon/クラムボン
▼memo
1996年、音楽の専門学校で出会った原田郁子(Vo&,Key)、ミト(B)、伊藤大助(Dr)の三人により、学内実演授業でCarol King「You've got a friend」を共演したのをきっかけに結成。
オリジナル曲を作りながら、都内のライブハウスを中心に活動していたところを、プロデューサーのS-KENに見出され、1997年、コンピレーションアルバム「Soup up 2」に参加する。
1998年、3人それぞれ単独で、他のミュージシャンのアルバムやライブに参加しながら、ミニアルバム「くじらむぼん」をリリース。
同時に楽曲「パンと蜜をめしあがれ」が、各FM局でプレイされる。
1999年、満を持してシングル「はなればなれ」でメジャー・デビュー。
全国のFM局のヘビーローテーションになったのをはじめ、各方面で話題を呼び、名実ともに認知される存在となった。
2003年11月現在までに、5枚のアルバムをリリース。
矢野顕子や大貫妙子らを彷彿とさせる、正統派コケティッシュ・ポップをベースにしながら、ダイナミックなバンド・サウンドの導入やノン・エフェクト演奏、エレクトロニカ、ジャズ、ネオアコなど、さまざまな音楽要素を取り込む実験性の強さをもうかがわせる。
自由度を増しながら、つねに完成度の高い作品を送り出してくる、親しみやすいのに実は稀有なトリオ・バンド。
メンバー個々の活動も、ひきつづき盛ん。
▼netfeature
vibe-net.com
▼link
clammbon.com
投稿者 sakyo : 19:44 | コメント (0) | トラックバック
Cihiro Onithuka/鬼束ちひろ
▼discography

Sugar High(2002) 管理人お気に入り度……★★★
清潔なピアノの旋律でつらぬかれたアルバムである。
バラード曲が多いが、4のような激しい曲でも、あくまでピアノ伴奏を主体とし、部分部分、オーケストラのように壮大な展開を見せる個所もあるが、けして過剰アレンジにはなっていない。
くりかえしても重苦しくなく、聴きやすい。
それでいて、しっかりと核をそなえ、おそらくこれまでで、もっともシンプルだが骨太な作品だろう。
聴きやすさは聞き流されやすさという危険もはらむが、聴く者にくさびを打ちこむのが、鬼束の天性の歌声であり、コアな詞世界である。
やわらかく、しなやかながら、ときにドスの利いた凄みを見せる声。
慈悲や憤怒、自虐と惰弱といった、さまざまな内面の揺れを表現しながら、ヒステリックに叫びちらしたりせず、統制をもってていねいに歌い上げている。
そして歌詞は、字面をこねまわし、耽美的な甘い感傷におぼれる多くの女性にありがちな詞と一線を画す。
観念・比喩的表現が多く、解釈に窮する面はあるが、よけいな説明をはぎ落とし、ありふれた言葉を用いながら、深い意味を想像させ、安息と警告をリアルな息づかいでつきつけることのできる、詩才。
さまざまなルーツと、どこかなつかしさをともなった音は、スタンダードな風味を持ち合わせる。
目新しさやエンターテインメントを追求するタイプではなさそうなので、その点、面白味に欠ける面も否めないが、激しくも慈愛あふれる彼女の世界に圧倒される人は、少なくないはずだ。
投稿者 sakyo : 19:37 | コメント (0) | トラックバック
Cibo Matto/チボ マット
Cibo Matto/チボ マットの作品をチェックしてみる。
▼メモ
1994年、NYで出会った羽鳥美保と本田ゆかにより、結成。
アンダーグラウンドのクラブやラジオ局を中心にパフォーマンスしていたところを、プロデューサーのMitchell Froomに見出される。
1996年、アルバム「Viva! La Woman」でデビュー。
サンプリング・ビートという男性優位とバイオレンス的嗜好の支配していたジャンルで、キュート&スイートに、そしてあっけらかんと愛と大好きな食べ物について歌い上げ(Cibo Mattoとはイタリア語で「食べ物狂」)、「女性万歳」してみせた、日本の女の子二人組。
評判はすぐに広まり、CMJチャート連続首位を獲得。
同時にBeck、Everything But The Girl、Porno For Pyros、Butthole Surfers、Soul Coughing、Boss Hogらの世界ツアーへの同行や、フェスティバル出演、各アーティストの作品にゲスト参加するなどした。
1999年、Timo Ellis、Duma Love、Sean Lennonを新たなメンバーに迎え入れ、セカンドアルバム「Stereotype A」をリリース。
オルタナティヴ・ロックから、ボサノバ、ヒップホップまで、さまざまなジャンルを融合し、実験的手法をさらにおしすすめつつ、完熟を見せた。
次々に飛び出してくる、バラエティー豊かで予測不能な音楽性。
今後の期待も大きかったが、現在は活動しておらず、事実上の解散状態にある模様。
本田ゆかはYoshimi&Yukaやソロで活動。
羽鳥美保はSmokey&Mihoとして活動中。
▼リンク
wbr.com
投稿者 sakyo : 19:35 | コメント (0) | トラックバック
Cat Power/キャット パワー
Cat Power/キャット パワーの作品をチェックしてみる。
▼メモ
Cat PowerのメンバーことChan Marshallは、1972年、アメリカのジョージア州アトランタ生まれ。
19歳のときに友人からギターをもらい、誘われるままいきなりステージに立ったことが、キャリアの始まり。
バンド名は当時、家に出入りしていた老人の帽子「CAT WITH THE POWER」をとっさに目にして、適当につけたもの。
ギターと同時に作曲もはじめる。
やがてNYに移住、 音楽的キャリアを積みながら、1994年にThe Making Of Americansレーベルより、7"シングル「Headlights」をリリースし、Liz Phairのオープニング・アクトを務めるようになる。
さらにSonic YouthのSteve Shelly、Two Doller GuitarのTim Foljahnと出会い、2枚のアルバムを共作。
その後、ソロでインディー・リリースを重ね、1996年にMatadorと契約。
1998年、アルバム「Moon Pix」が高い支持を得、知名度が高まる。
最新作は2006年リリースの「The Greatest」。
周りから才能を評価されながらも、気に染まぬレコーディングをつづけていた当時の、鬱屈し閉ざした心を表したようなメロディー。
哀しみから無感覚まで、晴れない毒を抱えながら、やわらかな温度をはらむ海のような包容力。
ツモリチサトのカタログ・モデルもつとめる、キュートなルックス。
ライブでは集中力を欠き、やり直しや中断、動揺を露呈してしまう場面も多く、危うさも見せる。
そんな個性的なキャラクター含め、今後が期待されているSSWの一人。
2003年1月、来日実現。
▼リンク
catpowermusic.com
matadorrec.com
▼ネットフィーチャー
hardtoexplain.jp
rollingstone.com
▼ルーツ
・Nicoは大好きよ。「Chelsea Girl」はすばらしいアルバムよね。名作だわ……PJHarveyなんかは、自分の作りたい音楽を追求してる数少ない女性アーティストの一人だと思うけど、それでも芝居がかった所が目につくし。そうやって自分自身を奮い立たせてるんだろうけど。Nina Simoneみたいな古い人はすごく好きなんだけどな……(Courtney Loveは)ものすごい注目を一身に集めながらも、自分で全てをコントロールする術を知ってる。綺麗なドレスを着てフェミニンな面をのぞかせながらも、女性ロッカーとしての強さも持ち合わせてて。あんなタフなことがあっても、それを乗り越えて自分の足でしっかりと立ってる……。ようはどういう状況下にあっても、彼女は確固たる自分自身を持ってるってことね。……Patti Smithなんかは、女性らしさと強さの両方を兼ね備えてる。パワフルでクリティカルで知的で……化粧して男性の気を引こうなんて考えてないし。彼女には単に「オンナ」っていうだけじゃない、一人の人間としての魅力があると思わない? だからこそ、いまだに変わることなく愛され続けてるんでしょうね(「rockin'on MAY 2000」より)
▼過去ニュース
▽2005
・ニューアルバム「The Greatest」リリース決定。11/1
マタドールによると、Chan MarshallことCat Powerのニューアルバム「The Greatest」のリリースが2006/1/24に決定したそうです。
日本盤は先行で1/7リリースの模様。
全12曲。
収録曲名も発表されています。
(タイトルはベスト盤の意ではないっぽいです……)
現在オフィシャルサイトでは、タイトル曲の「The Greatest」がダウンロード可能となっています。
同アルバムにはAl GreenのバックをつとめるTeenie &Leroy Hodges兄弟、James Blood UlmerのピアニストをつとめたRick Steff、サックス奏者Jim Spake、トランペットにScott Thompson、ベーシストDavid Smithら、ブルース系のベテランミュージシャンが参加。
これまで素朴、というより危ういくらいのたどたどしさを感じさせていたChanの音楽でしたが(それがまた魅力だったのだけど)、今回はストリングスを導入し、彼女メロディを増幅したようなアプローチがされている感じです。
キャリアのあるミュージシャンでがっちり固めているせいか、今までにない壮大さと完成度を思わせます。
普通にバックのサウンドが強靭なんで、違和感を感じたくらい(笑)。
期待しましょう。
投稿者 sakyo : 19:31 | コメント (0) | トラックバック
Button Happy/ボタン ハッピー
▼netfeature
epitonic.com
top
投稿者 sakyo : 19:14 | コメント (0) | トラックバック
Bjork/ビョーク
▼メモ
1965年、アイスランド、レイキャビク出身。6歳からクラシックを学ぶ。小学校の一般公開日に歌った、ティナ・チャールスの「I Love to You」が、アイスランド唯一のラジオ局でOAされ、1977年、11歳で初のアルバム「Bjork」を発表。当時7000枚が売れ、アイスランドでは異例のヒットを記録する。
13歳の時から、Spit and Snot、エクソダス、Jam80、Tappi Tikarrass、Kuklといったバンドを変遷。
15歳の時、後にシュガーキューブスのメンバーとなる、Thor Eldonと出会い結婚。1986年6月、息子シンドリが誕生。
この頃、友人達と共に、自由に創作活動をする人々を支援する事を目的として、バッド・テイスト有限会社を設立、レコード会社やラジオ局などを開設。
バンド・シュガーキューブスは、この活動の一端として結成され、1987年にリリースしたシングル「Birthday」によって、アイスランドでは唯一、世界に認知されたメジャーバンドとなる。
その後シュガーキューブスは、4枚のアルバムをリリース。同時にビョークは、バンド在籍中から、ソロとしても活動を始め、1991年のバンド解散後、1993年から本格的にソロ活動を開始、「debut」をリリース。
その後、「POST」「Homogenic」「vespertine」「Medulla」といった、つねに斬新かつアクの強い作品を発表。
サウンドだけでなく、コンセプト、ビジュアル、プロデュース、ファッションなど、様々な領域において、多種多様の国籍を持つクリエイターたちとコラボレーションし、生み出された作品群は結果、世界中に熱狂的なファンを生んでいる。
サウンドトラック「selmasongs」を手がけた映画「Dancer In The Dark」では主演を務める。この作品はカンヌ映画祭にてパルムドールを受賞。ビョーク自身も主演女優賞を受賞している。
▼ディスコグラフィ

POST(1995) 管理人お気に入り度……★★★
歓喜の鉄砲水。
辺境からひょっこりやってきて、あっさりとポップ・ミュージックの領域を拡大、存在を提示してみせたBjorkが、いよいよ内からあふれでる音楽や可能性を「拝啓、世界のみなさまへ」とばかりに発信(=POST)したセカンド・アルバムである。
(実際には故郷アイスランドの人々に向けての手紙、というコンセプト)
個人的に、冬の間にいろいろな養分をためこんで、春のおとずれとともにあふれだしてきた水脈のイメージ。
クラシック、テクノ、ミュージカルから東洋的フレーズまで、さまざまな要素を内包しながら、なににも属さない、コケティッシュで壮大で、不思議な音。
そのなかで、Bjorkは笑い、怒り、わめき、足をふみならし、飛び回っては落下する。
総じてこの作品は、Bjorkの歓喜があふれているように感じる。
音楽を生み出すのが、表現するのがうれしくてたまらない、音楽への恋心をてらいもなく見せ、はじける彼女がここにある。
怒りや哀しみをモチーフとする人が多いなか、喜びを気負いなく表現できるアーティストは、Bjork以外に、なかなかいないのではないだろうか。
「あらゆる感情を一音で表す」ことを野望にあげるBjorkは、以後さらにディープな音世界に没頭していくため、現在リリースされている作品のなかでは、いちばん、(これでも)ポップで聴きやすいと思う。
私がBjork初心者に最初にすすめるのも、このアルバムだったりする。
▼pv
・「All Is Full Of Love」
二体のロボット(Bjorkそっくり)が、愛を交わす物語。
通常なら、無機質なイメージを抱きやすいモチーフ。
が、光と水の走る映像は、有機的なやさしさとせつなさに満ちあふれている。
緩慢な動作の果てに交わされるキスは、あまりに美しすぎ、鳥肌。
そこにくり返しかぶさっていく、Bjorkの「All Is Full Of Love」の歌声は涙もの。
このクリップはクリス・カニングハムが監督を務め、グラミー賞Best Short Form Music Video、MTVアワードBreakthroughを受賞した。
▼リンク
bjork.com
universal-music.co.jp
▼ネットフィーチャー
telegraph.co.uk
サントラ「拘束のドローイング9」に関する、インタビュー(英語)。
dotmusic.com2
dotmusic.com1
playlouder.com
uk.music.yahoo.com
▼ネクスト・アーティスト
Stina Nordenstam
Joanna Newsom
▼other memo
・タカノアヤ
奈良義智の勧めで、BjorkはタカノアヤのイラストTシャツを買ったことがあるそう。
▼過去ニュース
▽2005
・過去のアルバムを5.1ch化 12/27
オフィシャルサイトによると、現在アイスランドにいるBjorkが、P-Dubとともに過去のアルバムをリミックス、5.1 サラウンド化して、2006年にリリースする予定のようです。
あのキモ繊細なサウンドが、全アルバムで実現するわけですな。
余談ですが、オフィシャルサイトには先月40歳になったBjorkの弁も掲載されています。
"20 isn't cool, 30 is a mess and being 40 is nice."
私も40になったらそう言えるかしら。
・アイスランドでのチャリティライブに出演 12/27
アイスランドの自然保護を支援するためのMajor Nature Concertに、Bjorkが出演するそうです。
同ライブにはMumやSigur Rosといった、アイスランド出身のアーティストが集う模様。
いいなー、アイスランドでBjorkのライブ見たいよ。
なにげに彼女のツアー履歴を追うと、このところ年々回数が減っているのがちょっと気になります。
次の来日があったら絶対行く。
・Meredith Monkのイベントに出演。10/6
人間の声の可能性を追求しつづけている音響・映像・舞台作家、パフォーマー、Meredith Monkが行っているイベント「Making Music series」。
11/6のイベントには、BjorkがZeena Parkinsとともに登場するそうです。
Meredithは独自の歌唱法を用いて、アクの強い中毒性のあるヴォーカルとパフォーマンスを行う人。
音楽、舞台、文学、映像芸術等を融合した、独特のアートを展開していて、Bjorkに通じる天才(変態)とベクトルを持っている方のようです。
・LIVE 8 JAPANに出演決定。6/24
7/2、ロンドン、パリ、ベルリン、ローマ、フィラデルフィア、トロント、千葉(幕張メッセ)で同時開催されるLIVE 8。
LIVE 8 JAPANの詳細が発表され、 Bjorkの出演も決定しました!
2年ぶりの来日です。
下記個展を開催するマシュー・バーニーも、7/2に映画の舞台挨拶をするらしいので、一緒に来るんでしょうね。
オフィシャルサイトにて、出演アーティストが発表になっていますが、まだ追加があるとのこと。
「Medulla」リリース以降、ほとんどライブは行っていない(たぶん)Bjorkなので、これはかなり貴重かも!
見たい〜!!
でも、チケット取るの大変なんだろうなあ……。
7/12追記:
オフィシャルサイトに、LIVE 8 JAPANに出演したBjorkのコメントが、写真とともに掲載されました。
”Bob Geldoff was gonna get people together, it sorta felt that maybe there was about 5% hope -- which is better than zero!”
写真だけ見ると、なんやハデなジャージきたおばさんなんだけど、それがBjorkになると、いきなりオーラを発するからすごい。
ちなみに最近、ドイツの雑誌で答えたインタビューについても掲載されており、それによると今後アイスランドへ2ヶ月ほど戻る予定で、その後の活動は未定であるとのことです。
6/30追記:
フジTV721での世界同時衛星生中継が決定しました。
世界各地のライブの模様が見れるのかな?
また、LIVE8 JAPANの模様は、フジテレビ721にて8/13オンエア。
地上派でも7/10の26時ごろよりダイジェスト版が放送されるそうです。
・マシュー・バーニー個展&サントラに参加。6/24
新進気鋭のアーティストとして注目され、Bjorkの現恋人でもあるMatthew Barneyの個展「拘束のドローイング展(Matthew Barney: Drawing Restraint)」が、日本で初めて開かれます。
7/2〜8/25、金沢21世紀美術館にて。
彫刻、写真、ドローイング、ビデオのほか、「茶道」と「捕鯨」をテーマにし、撮影も日本各地で行われたという、映画「拘束のドローイング9」も、世界に先駆けて公開されるそうです。
その映画音楽は、Bjorkが担当。
映画の中でもBjorkの歌声が流れるほか、展示インスタレーションも彼女が手がけているそうです。
また、展示映像作品の中には、Bjorkも出演しているそうです。
さらに7/21、「拘束のドローイング9」のサウンドトラックもリリース。
こちらも当然、Bjorkが手がけ、2曲ほどBjork名義の歌もあるそうです。
その他、参加ミュージシャンとしておなじみMark Bell(LFO)やAkira Rabelais、「Medulla」にも参加したWill Oldham、Tagaq(Throat Singing)、Zeena Parkinsら(Harp)の名も挙がっているようです。
日本人として、笙奏者の宮田まゆみも参加。
ちょっと遠いけど、行きたいな〜これ。
金沢ひとり旅しよっかなー……夏の思い出に。
→amazon.co.jp
→towerrecords.co.jp
→cdjournal.com
→bounce.com
8/9追記:
「拘束のドローイング9」に関する、Bjorkの最新インタビュー(英語)が、telegraph.co.ukに掲載されました。
パートナー、Matthew Barneyとの関係についても語っているようです。
ちなみに、このときのBjorkは二日酔いだったようです(笑)。
・DVD「メイキング・オブ・メダラ」リリース。
5thアルバム「Medulla」制作時を映したDVD「Inner Part of An Animal Or Plant Structure」がリリースされます。
レコーディング風景、インタビューに加えてPV6曲も収録。
アルバム全曲がDVDオーディオCDとして収録されているそうです。
リージョン2の国内盤有です。
これはMTVで放送されたものも入ってるのかな?
先日、「タ○リ倶楽部」の「空耳アワー」で取り上げられて以来、ますます味わい深くなっているメダラ。
・Gabriela Fridriksdottirのウェブサイト
PV「Where Is The Line」を手がけたアイスランドのアーティスト、Gabriela Fridriksdottirのウェブサイトが、現在Bjorkのオフィシャルサイトにて紹介されています。
Gabrielaはこれまで「Greatest Hits」や「Family Tree」のアートワークを手がけた人物ですが、Bjorkの友人で、アルバム「Medulla」の名付け人でもあります。
gabriela.isでは現在、彼女のアートワークやBjorkのコメントも掲載されています。
子供の落書きのような無邪気さと同時に、エロスをかねそなえた、魅力あふれる作品を生み出すことのできるアーティストのようですね。
個人的に、「Where Is The Line」の映像はまだ見ていないのですが、画像を見る限り……バイオ○ザードにしか見えないのは、私だけ……?
投稿者 sakyo : 18:55 | コメント (0) | トラックバック
Belle and Sebastian/ベル アンド セバスチャン
▼memo
1996年、UKのスコットランド、グラスゴーにて、Stuart Murdochを中心に結成される。
同年、アルバム「Tigermilk」でデビュー。
ストリングス奏者を含む、7〜9人編成が織り成す独特の音楽。
素朴で地味で、しかし美しい詩情をたたえた、至高のアコースティック・アンサンブル。
鬱屈と希望をかかえデリケートに日常を生きる、等身大の若者の息づかいを描いた歌詞。
さらに、当初はメディアを拒否し、ライブ活動もほとんど行わないなど、インディ精神の高さと匿名性によるミステリアスも加わり、多くのリスナーの支持を得た。
その後、次第にメディアへの態度も緩和、インタビューやツアーも行うように。
2001年、初来日公演実現。
2002年、CelloとVoを担当していたIsobel Campbellが脱退し、ソロ活動を開始。
現在の女性メンバーはViolin担当のSarah Martinのみの模様。
▼link
B&S
▼netfeature
bounce.com
「Dear Catastrophe Waitress」リリース時の解説。
投稿者 sakyo : 18:44 | コメント (0) | トラックバック
Anita O'day/アニタ オデイ
▼memo
1919年イリノイ州シカゴ生れ。
39年からプロ活動を開始し、40年代にジーン・クルーパ、スタン・ケントンらのバンドを経てキャリアを磨く。
ヴァーヴ・レーベルに所属した彼女は、50年代、代表作の多くをヴァーヴ盤で残し、歌手としての地位を築いた。
58年、ニューポート・ジャズ・フェスティヴァルに出演。その記録映画である「真夏の夜のジャズ」で、人気を決定的なものに。
64年に一度休業するも、69年NYで第一線に復帰。73年より西海岸に移り、自主制作盤などで活動を続けている。
96年に右腕骨折、卒中のため、体の不自由を抱えたが、98年のJVCジャズ・フェスティバルのステージに立って、新しいレパートリーを披露するなど、今だ健在。
女性ジャズシンガーと言えば、ビリー・ホリディ、エラ、サラ、カーメン・マクレエら黒人女性の名が上げられる中、彼女らと同等に語られるアニタは、白人女性ジャズヴォーカリストの最高峰とされている。
▼netfeature
americanroutes.org
インタビュー音源。
citizenjazz.com
04年Pinot Jazz Clubでの写真。
投稿者 sakyo : 18:13 | コメント (0) | トラックバック
Amika/アミカ
▼memo
1976年、東京都出身。
5歳から詩を書き始める。
短大卒業後、普通のOLとして働いていたが、歌を歌いたいという思いが強く、1997年に音楽レーベルの「作曲家募集」をインターネットで見て応募。
とはいえ、それまで作曲経験はゼロという彼女に、はじめスタッフは唖然とするが、その度胸、なにより独特の詩世界を持った彼女の才能に賭け、育てることを決意する。
常識はずれの海外修行やスランプを乗り越え、自分に合う作曲家がいなかったことから、楽曲制作もはじめたAmika。
1998年、シングル「ふたつのこころ」でデビュー。
以後、2枚のアルバムをはじめ数枚のシングルをリリース。
ラジオのパーソナリティーも務め、コアなファンを増やしていく。
2002年以降、フリーになり、ライブ活動を中心にしながら、サード・アルバムを制作中。
一見やさしく、素朴な中に、冴える視点と凄みを持った歌詞。
シンプルなアレンジに拡がるピュアな歌声が魅力。
▼discography

揺れる光ない海の底(1999) 管理人お気に入り度……★★★

会えない事になった日(2000) 管理人お気に入り度……★★☆
▼link
Web Amika
▼netfeature
Weekly J-POP FAN MAGAZINE
投稿者 sakyo : 14:36 | コメント (0) | トラックバック
Amanda Marshall/アマンダ マーシャル
▼memo
1972年、カナダのトロント出身。
3歳の頃より両親から音楽の英才教育を施され、15歳の時、ジャズ、ロックの世界に飛びこむ。
そのパフォーマンスはすぐさま話題を呼び、18歳の時に初めてのメジャー契約。だが「作りたいアルバムのコンセプトが固まっていない」という理由ですぐに辞退。
21歳の時に、改めてソニーミュージックと契約。満を持して96年にデビューアルバム「Amanda Marshall 」をリリースする。
その後ツアーをこなす中、アマンダに、自分や、自己の様々な体験を、より多くの人に伝え、聴き手と直接的なつながりを持ちたいという意識が生まれていったことから、セカンドアルバム「Tuesday'sChild」 は、自分の書いた曲を中心にする、というコンセプトで制作される。
2002年サード・アルバム「Everybody's got a story」をリリース。
▼link ▼netfeature
投稿者 sakyo : 14:12
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▼リンク
投稿者 sakyo : 08:49
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▽その他のレビュー・試聴可能サイト
投稿者 sakyo : 21:21
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▼discography

Amanda Marshall(1996)……★★★

Tuesday's Child(1999)……★★
sonymusic.com
launch.yahoo.com
ニュース、フォト等。Nisennenmondai/にせんねんもんだい
nisennenmondai.com
nisennen office
▼ネットフィーチャー
spaceshowertv.com
2004/5/7、渋谷O-nestでのライブを試聴できます。
▼ライブ・レビュー
・2005/10/15 RAW LIFE2005 @千葉アクアマリンスタジオ
メンバー三人ともが、若くて華奢。
が、そこから繰り出される音は太く、ごつく、凛とした自信にあふれたものだった。
個々の能力が高い。
とくにドラム姫野さやかの、すべてを投げ打つような叩き込みはすさまじい。
個人的に、今まで好きな女性ドラマーはまだほどんどいなかった。
男性に比べて、どうしても音の重さやスピード感に、もの足りなさを感じてしまうからだ。
姫野嬢も、女の子ならではの細さを感じなかったわけではない。
が、見た目のかわいらしさからは想像できない、手数の多さには驚いた。
(手数が多い、というと思い浮かぶのがHELLAだけれども、共演したことがあるらしいので、影響を受けているのかもしれない)
きりきりと髪を結びなおしては、ぐしゃぐしゃの表情でふたたび怒涛のごとく叩きまくる。
その姿は尊敬に値するとともに、ひたすらかっこよかった。
好きな女性ドラマー上位ランキングに、いっきにおどり出てきたかも。
高田嬢のギターも巧かった。
ノイジーな高音使い。
マイクスタンドに弦をこすりつけたり、早弾きで魅せまくる。
なにより、スレンダーな容姿とあわせて、そのプレイには華があった。
長い前髪をたらし、終止横を向いたまま客にはいっさい振り向かない、ベースの在川嬢のミステリアスな雰囲気も、バンドのクールな印象をうながしていた。
さらに重厚で変則的なラインを繰り出すようになれば、ネクストレベルのバンドへ進化する、大きな力になるだろう。
アルバム「それで想像するネジ」は、音質の悪さ(わざとだろうが)が災いして集中して聴きにくく、正直とっ散らかった印象がぬぐえなかった。
しかし生のにせんねんもんだいは、筋の通った、鋭角なパフォーマンスを繰り広げられるライブバンドであった。
今後の活動が非常に楽しみだ。2005年02月18日
Nina Nastasia/ニーナ ナスターシャ
Nina Nastasia/ニーナ ナスターシャの作品をチェックしてみる。
▼ディスコグラフィ

Run to Ruin(2003) 管理人お気に入り度……★★★☆
世界の片隅で、静かにこぼされていく歌。
音色的には、トラッド、ゴシック・フォークを基調に、東洋的なフレーズをからめた曲群。
2005年現在までにリリースされている彼女の作品のなかでは、いちばんディープかもしれない。
ダークな牧歌。
はっきり言って、暗い。
誰にでもおすすめできる作品ではない。
全体をおおう暗鬱感に、暗くて抽象的な音楽、という印象だけで終わってしまう人も多いと思う。
ただその暗さは、女性SSWというイメージに持たれがちな、情念の液体をドシャバシャ浴びせられる、というものではない。
弦楽器にあわせてひきのばされていきながらも、哀しみは粘土のように芯をたもったまま、練りこまれているような。
Ninaの声自体が、高く澄んでいるせいもあるだろう。
叫ぶでもなく、ねっとり這わせるわけでもなく。
むしろ淡々と歌い上げているので、徹底的にヘビィというわけではない。
むしろくぐもった音空間のなかに一筋、どこか清涼感を感じる部分もある。
静謐な歌声だからこそ、例えば「The Body」のような、うねり、からみあう弦はよけいに、彼女の内面の猛るマグマを表現しているようだ。
それは、なまじ叫びをあげられるより、恐怖感をともなう。
「Regrets」のような渋いメロディラインなどは、いかにもNY在住のソングライターを感じさせる。
個人的にはJeff Buckleyを彷彿したり。
「On Teasing」は詞のとおり、岩にくだける波濤と、怒涛の感情をまぜこぜに放出しながら、孤高の高みと堕ちを同時に想起させられる、個人的お気に入り曲。
「息をとめて/恥の感覚とともに/眠りに落ちる」
「あなたのための血/恋人の痣……あなたの髪の毛をひと束にぎっている/かみしめて砕けた唇のうえの涙」
「ケーキのくずを飛ばすように/放たれる言葉の欠片/散っていく欠片を/私はながめ数えだす」
Emily Dickinsonに例えられるほど、文学的で繊細な詞世界にも感激させられる。
ただただ小さく、うっそうとしながら、美しいつぶやき。
▽その他のレビュー・試聴可能サイト
amazon.co.jp
cdjournal.com
hmv.co.jp
towerrecords.co.jp
IZO-DREAMS NOTEさん……リッチ・ブラックのモノ・トーンに彩られた静脈の血潮のような音

Blackened Air(2002)
amazon.co.jp
passent les jours et passent les semainesさん ……黒めいた空気感の中に彼女の甘い声が混ざり合った、幽玄さをたたえた作品
▼ネットフィーチャー
bbc.co.uk
ライブパフォーマンスが試聴できます!あと、写真も数点。2005年02月01日
Aimee Mann/エイミー マン
▼メモ
1960年生まれ。
バークレイ音楽院を中退後、1982年にジョン・ブライオンらとバンド 'Til Tuesdayを結成。
大ヒットアルバム「Voices Carry」を含む3枚のアルバムをリリースする。
バンド解散後、1993年よりソロ活動をスタート。「Whatever」 「I'm With Stupid」といった作品をリリースし、好事家の間では高い評価を受けた。
だが、契約を交わしたレコード会社ごとにトラブルが続き、紆余曲折の後、 サードアルバム「Bachelor No.2」の原盤権利を買い戻してから、自由な制作環境を求めてメジャーレーベルを撤退。自らレーベル「SuperEgo Records」を設立する。
1999年、映画監督ポール・トーマス・アンダーソンが、彼女の音楽から 着想をえた「マグノリア」を発表。Aimeeも多くの新曲を提供した、そのサントラがブレイクしたことにより、彼女の名は高まった。
2002年、思い通りの環境でじっくり制作されたというアルバム 「Lost In Space」をリリース。
▼リンク
aimeemann.com
v2records.co.jp
▼ネットフィーチャー
excite.co.jp
「Lost In Space」リリース時のインタビュー。質問形式。
vh1.com
映像、フォト、インタビュー等。
launch.yahoo.com
ライブ映像等試聴可。
bounce.com
「Lost In Space」リリース時のインタビュー。
▼ルーツ
・前作(Bachelor No. 2 )では、詩を書くときに新聞や雑誌から言葉を抜き出して、それをアレンジして使ってみたりしたわね。このやり方はフィオナ・アップルに教わったんだけど、なかなか書 けなかった時はそうやって新しいアイデアを引き出したりしていたわ。(「bounce 235号」より。)
▼過去ニュース
▽2005
・MUSIC ON! TV「on the PLANET」10/27
10/29、Aimeeのミニ特集があるそうです。
来日公演時の映像とか見れるといいんだけどな〜。
この日、メインの特集は映画話題作の紹介らしいですが。
・来日決定。7/25
Aimee Mannが10月に東京、大阪に来日することが決定しました。
'Til Tuesday以来19年ぶり、ソロとしては、なんと初の来日だそうです。
女性SSWのなかでは、日本でも高い評価と人気を誇るAimeeだけに、意外。
でも、その分かなり貴重な機会です。
'Til Tuesday時代から好きだった方には、かなり待望の来日ではないでしょうか。
9/19追記:
朝霧Jam'05への出演も発表されました。
Aimeeが出演するのは10/2です。
ちなみにチケットは、すでにソールド アウトになってます。
今年のフェスは、どこもほぼ完売になってますねー。
思いたったら取らないと後悔するな〜、これは……。
・CD+DVD「Aimee Mann Live〜At St.Ann's Warehouse」日本盤リリース。7/25
'04年にリリースされた、初のライヴ作品「the Live at St. Ann's Warehouse」が8/24に日本盤で登場。
内容は海外盤と同様、2004年に行われた、NYブルックリンでのライヴを収録したもので、DVDにはインタビューや舞台裏などの映像特典が入っています。
日本盤にはさらに字幕がつくほか、彼女自身が最新作について語った、日本盤限定(!)インタビュー映像が入っているそうです。
・ニューアルバム「Forgotten Arm」リリース決定。 3/15
5/3、Aimee Mannの5枚目にあたるスタジオ・アルバム「Forgotten Arm」のリリースが決定しました!
いつもていねいで温かみのある作品を作り続けている彼女。
ゴールデン・ウィーク、お出かけ予定のない、ひきこもり予定の人にはぴったり?かも
(ドライブ中に聴くと、気持ちよくなりすぎます)
ちなみに日本盤は先行で4/27にリリース。
ジャケから気合入っていますから!