2005年02月20日
Bjork/ビョーク
▼メモ
1965年、アイスランド、レイキャビク出身。6歳からクラシックを学ぶ。小学校の一般公開日に歌った、ティナ・チャールスの「I Love to You」が、アイスランド唯一のラジオ局でOAされ、1977年、11歳で初のアルバム「Bjork」を発表。当時7000枚が売れ、アイスランドでは異例のヒットを記録する。
13歳の時から、Spit and Snot、エクソダス、Jam80、Tappi Tikarrass、Kuklといったバンドを変遷。
15歳の時、後にシュガーキューブスのメンバーとなる、Thor Eldonと出会い結婚。1986年6月、息子シンドリが誕生。
この頃、友人達と共に、自由に創作活動をする人々を支援する事を目的として、バッド・テイスト有限会社を設立、レコード会社やラジオ局などを開設。
バンド・シュガーキューブスは、この活動の一端として結成され、1987年にリリースしたシングル「Birthday」によって、アイスランドでは唯一、世界に認知されたメジャーバンドとなる。
その後シュガーキューブスは、4枚のアルバムをリリース。同時にビョークは、バンド在籍中から、ソロとしても活動を始め、1991年のバンド解散後、1993年から本格的にソロ活動を開始、「debut」をリリース。
その後、「POST」「Homogenic」「vespertine」「Medulla」といった、つねに斬新かつアクの強い作品を発表。
サウンドだけでなく、コンセプト、ビジュアル、プロデュース、ファッションなど、様々な領域において、多種多様の国籍を持つクリエイターたちとコラボレーションし、生み出された作品群は結果、世界中に熱狂的なファンを生んでいる。
サウンドトラック「selmasongs」を手がけた映画「Dancer In The Dark」では主演を務める。この作品はカンヌ映画祭にてパルムドールを受賞。ビョーク自身も主演女優賞を受賞している。
▼ディスコグラフィ

POST(1995) 管理人お気に入り度……★★★
歓喜の鉄砲水。
辺境からひょっこりやってきて、あっさりとポップ・ミュージックの領域を拡大、存在を提示してみせたBjorkが、いよいよ内からあふれでる音楽や可能性を「拝啓、世界のみなさまへ」とばかりに発信(=POST)したセカンド・アルバムである。
(実際には故郷アイスランドの人々に向けての手紙、というコンセプト)
個人的に、冬の間にいろいろな養分をためこんで、春のおとずれとともにあふれだしてきた水脈のイメージ。
クラシック、テクノ、ミュージカルから東洋的フレーズまで、さまざまな要素を内包しながら、なににも属さない、コケティッシュで壮大で、不思議な音。
そのなかで、Bjorkは笑い、怒り、わめき、足をふみならし、飛び回っては落下する。
総じてこの作品は、Bjorkの歓喜があふれているように感じる。
音楽を生み出すのが、表現するのがうれしくてたまらない、音楽への恋心をてらいもなく見せ、はじける彼女がここにある。
怒りや哀しみをモチーフとする人が多いなか、喜びを気負いなく表現できるアーティストは、Bjork以外に、なかなかいないのではないだろうか。
「あらゆる感情を一音で表す」ことを野望にあげるBjorkは、以後さらにディープな音世界に没頭していくため、現在リリースされている作品のなかでは、いちばん、(これでも)ポップで聴きやすいと思う。
私がBjork初心者に最初にすすめるのも、このアルバムだったりする。
▼pv
・「All Is Full Of Love」
二体のロボット(Bjorkそっくり)が、愛を交わす物語。
通常なら、無機質なイメージを抱きやすいモチーフ。
が、光と水の走る映像は、有機的なやさしさとせつなさに満ちあふれている。
緩慢な動作の果てに交わされるキスは、あまりに美しすぎ、鳥肌。
そこにくり返しかぶさっていく、Bjorkの「All Is Full Of Love」の歌声は涙もの。
このクリップはクリス・カニングハムが監督を務め、グラミー賞Best Short Form Music Video、MTVアワードBreakthroughを受賞した。
▼リンク
bjork.com
universal-music.co.jp
▼ネットフィーチャー
telegraph.co.uk
サントラ「拘束のドローイング9」に関する、インタビュー(英語)。
dotmusic.com2
dotmusic.com1
playlouder.com
uk.music.yahoo.com
▼ネクスト・アーティスト
Stina Nordenstam
Joanna Newsom
▼other memo
・タカノアヤ
奈良義智の勧めで、BjorkはタカノアヤのイラストTシャツを買ったことがあるそう。
投稿者 sakyo : 2005年02月20日 18:55
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