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2009/07/31
天然無垢なケンカ
■2008/6/9
先週の金曜日のこと。
明日10日に、自分、グリーン氏、大泉さん、青龍さんのリーダー4人で飲みに行こうと約束していた。
しかし先週。
ミーティングのためI社を訪れていたグリーン氏が、そのことを銀ちゃんに大声でしゃべっているのを目撃する。
銀ちゃんは、明らかに嫌な顔をしていた。
あちゃー……。
自分が誘われていない飲み会、しかも「リーダーだけの飲み会」なんて語られても、そりゃ彼女は面白くないだろう……。
グリーン氏はとてもいい人なんだけど、こういう微妙な配慮が及ばない時がチラホラあったりする。
(天然無垢な彼ゆえのことかもしれない)
そして金曜定時後。
今度は銀ちゃんが企画しているらしい、自分には知らされていない飲み会(でも薄々知ってたんだけど、知らないフリをしていた……嗚呼、微妙かつ面倒くさい)について、グリーン氏がペラペラと話しかけてきたのだった。
それで思わず
「それ、私に言っちゃっていいんですか?」
と、制止してしまった。
別にきつく言ったわけではなく、ちょっと半笑いレベルでたしなめた程度。
しかし、グリーン氏いきなり逆ギレ。
「もういい!」
と吐き捨て、荷物を乱暴に持って、大股で部屋を出て行ってしまった……。
あーあ……。
あとに残った大泉さん、青龍さんとともに呆気にとられつつ、気まずいムードが漂った。
こんな風に、彼が本気で怒ったのは初めてだった。
自分の言ったことが間違っていたのか?
言い方が悪かったのか?
残った二人は
「いやグリーン氏は考えずに、何でもしゃべりすぎなんだよ」
と、言ってたけど……。
でも起きてしまったことはしょうがないや、月曜になったら仕切り直しするしかないね、と結論づけて別れる。
それから30分くらい経った頃、グリーン氏からメールが来た。
(しかもこれが、彼からの初メール)
10日の飲み会は辞退するということ、気を使って飲むなんて自分には出来ない!等等のことが書かれていた。
はああー……。
思った以上に、グリーン氏の態度は硬化してしまったよ……。
しかもBCC:なしで、全員のメールアドレスを晒してるし……(大泉さんによると3回目)。
彼のいろいろな面に、あきれてしまった。
「誘われてない人が聞くと、いやな気分になることってあるんだよ。隠すとか気を使うとかいうことでなく、単なる配慮の問題という意味」
一応、そんな感じの返事をメールしといたが……。
大泉さん、青龍さんからも、困った様子のメールが来た。
特に月曜から、出向元で直接グリーン氏と顔を合わせなければならない大泉さんには、自分の言動がきっかけでこんなことになってしまって、非常に申し訳ない……。
何度かやり取りをして、今回の飲み会は流そう、でもグリーン氏とはこれからも仲間として付き合っていこう、という結論に落ち着いた。
ものすごく嫌な、後味の悪い気分は残ったけど……。
銀ちゃんもフォローしとこうと思い、メールを送ったが、反応はなかった。
同居人と高円寺で待ち合わせ。
普段なら、楽しい週末の飲み。
しかしグリーン氏の件でかなり精神的に落ちてしまって、口は動くけど気持ちがまったく同期していかない状態だった。
同居人も察してくれて、一緒に阿佐ヶ谷まで歩く道すがら、話を聞いてくれた。
二軒目に行ってもよかったが、彼が気を使ってくれて、そのまま帰った。
深夜、銀ちゃんから返事があって、一応機嫌は直っているようで良かった。
少しの救い……。
そのまま土日、気持ちは沈んだり怒脹したり、いろいろな工程を繰り返しながらも、一向に晴れる気配なく。
一方で、それを観察的に見てしまう自分もいたり。
人間の気持ちって、時間とともにこんな変遷をたどるんだなー、と他人事のように感じている自分もいた。
いずれにせよ、どんな顔で今度グリーン氏と顔を合わせればいいのか。
それを考えると、きつい……。
2009/07/29
信じたい
■2009/5/30
夜中、何度か寒気で鳥肌が立つのを感じた。
あまりよく眠れないまま。
4時頃には、ノドの痛みで目が完全に覚めた。
一度バナナジュースを飲んで、再び横になった。
5時半には起きてシャワー浴び、いつものように朝の支度をして、家を出る。
会社。
夕礼時、大泉さんの挨拶とともに、出向元の上司……自分たちのこれまでの実質の上司……が、人事異動で他の部署に異動することが発表される。
代わりに、自分たちに移管宣告をしたあの件のチーフディレクター氏が、チームの指揮を担当することになったと……。
当然、かなりの失笑が部屋のあちこちから洩れた。
チームにとってはかなり笑える……最悪な状況。
大泉さんが落ち込んでいたわけは、これか……。
出向元に戻っても、頼れる上司はもういない。
チーフディレクター氏はもともと、グリーン氏や大泉さんがここに出向して来ていることにも、理解がなかった。
彼らの常駐をなくしたのは、ディレクター氏の意向なのだ。
そのうえ上司がいなくなったら……グリーン氏と大泉さんは、ますますここに来ることが出来なくなってしまうのではないか。
それにしても上司は日中、打合せのためにここI社に来ていた。
自分の仕事の説明等を、いつになく(?)熱心に聞いてくれていた。
それなのに……何も語らずに、普通に帰っていった。
異動は仕方ないけど……どうしてそのことを、「自分の口で」言ってくれなかったのか。
最後の挨拶すらも、なしか。
小さくないショックだった。
いつか彼に認めてもらいたい、そんな自分のひそかな目標も、もう叶える場を失った……。
チームの先行きも、ますます見えなくなった。
「I社でもし何かあったら、俺が呼び戻してやる」
移管のときに、上司にもらった言葉。
それも効力を失った……。
(そもそも、彼は覚えていないだろうけど)
定時後、「お世話になりました〜」と、次々に大泉さんに挨拶をする人たち。
……だめだ、めっちゃ違和感がある。
挨拶など、する気になれなかった。
常駐でなくなるとはいえ、これからも彼女はここに来る(はずな)のに。
これからも、まだまだ繋がっていくのに。
そう感じてるのは、自分だけなのだろうか?
自分だけの、現実逃避なんだろうか……。
先生(しぇんしぇい)が、
「おれは大泉さんを(チームに残すことを)あきらめないぞ」
と、ボソッと言っていた。
何の当てもないけど……今は彼がその言葉をいつか実現してくれると、すがるしかない……。
大泉さんと、途中まで一緒に帰った。
それもいつものことだから、やはり全然、別れる感じがしなかった。
「昨日もらったメール、グリーン氏に見せてと言われたけど、私の宝物だから見せなかった」
彼女はそんなことを言ってくれた。
それを聞いたときは、やっぱりうれしくて、お互い泣きそうな感じだった。
でも涙は見せないまま、最後も「じゃあ、また」と言って、別れた。
彼女との繋がりが、これからも続くと信じたい……。
2009/07/22
水と日本酒
■2008/5/29
5/末で、常駐から外れる(外される)大泉さんの送別会。
銀ちゃんの知り合いの店が会社近くにあり、そこで開催された。
当の大泉さんは、今日は出向元から直接来るので、遅れるということだった。
店に向かう間、他の人はそれぞれ仲のいい人としゃべりながら、一緒に歩いていた。
自分は自然と、一人で歩いていた。
思えば、今の職場の関係図そのもの……。
以前の職場のように、あからさまに孤立させられているわけではないけれど。
やっぱり自分には、どこか人が寄り付きにくいものがあるのだと思う。
大泉さんがいなくなったら、自分はますます一人になるなあ、ということを考えながら、押し黙って歩いた。
店に入ると、自分は女子グループとは離れて、一人席に着席。
大泉さんもほどなく現れたが、何だか明らかに元気がないようだった。
また、出向元でいやな話があったのでは……。
心配だったが、彼女は酒の席でぶっちゃけるタイプの人ではない。
聞くこともはばかられて、ただ様子をうかがうことしかできなかった。
大泉さんの状態に気づかないのか、他の女子群は無邪気によく笑っていた。
なんだか腹立った。
そしてひたすら寂しさを感じた。
水と日本酒だけ飲んだ。
帰り、銀ちゃんと一緒に中央線に乗った。
しかし今日は総武線に乗り換えて帰るから、と言い残して、ひと駅で降りていった。
何だよ……。
そんなに、あからさまに避けなくったって……。
ますますわびしくなった。
でもメールでもしてみようかなと思ったら、銀ちゃんの方から「満員電車がいやだったから」といった旨のメール。
さすがに彼女も気にしたのか……。
でも、うーむ……。
大泉さんの様子が気になったんだけど、と返信したら、彼女もやはりそれには気づいていて、すでに大泉さんにメールを打っていたようだった。
思い切って大泉さんに初メール。
すると、とても喜んだ様子の返事が返ってきた。
自分のメールを読んで、泣いたと書いてあった。
ちょっとでも励ましになったのなら、うれしいけど……。
心配だ……。
酒と疲れと眠気のため、家に帰って即寝。
2009/07/17
見送る日
■2008/5/26
母滞在3日目。
井の頭公園に行く。
池の周りをゆっくり回り、史跡や公園の風景を楽しんだ。
何重にも折り重なった亀の一群と、それに登れず周りをぐるぐる泳いでいる孤独な亀が、印象的であった。
ハモニカ横丁のスパ吉で昼食。
母には重いかと少し心配だったものの、実家では味わったことのないもっちりした食感の麺と際立つ味に、母も美味しいと満足してくれたようだった。
昼食後、吉祥寺から東京駅へ。
大丸でお土産を買う。
時間に余裕があったので、出発時間までイノダコーヒで休憩する。
時間通りに母を新幹線に乗せ、見送った。
帰り、高円寺に寄って買い物。
欲しいノートパソコンのことなどを夢想しながら、ルック通りを歩いた。
家に帰ると、疲れて何もしないまま、ぐったりと寝る 。
2009/07/15
観光母子
■2008/5/25
母滞在2日目。
両国の江戸東京博物館に行く。
なんだかやたら広いところで、人もそれほど多くなく、ゆっくり鑑賞することが出来た。
時代小説好きな、母はすっかり楽しんでいたよう。
ちょうど良い場所だった。
併設のカフェでランチ。
西荻まで戻り。
Blue Leafカフェで休憩。
いつものように風の通る音だけがそよぐ、静かで落ち着く場所。
二人でこの後の行程などを確認する。
母の希望で、アンティーク街を回る。
自分も近くに住んでいながら、じっくりのぞくのは初めて。
とはいえ、ガチのアンティークマニアというわけでもなく、閉ざされた扉を開いて中を訪ねるまでの勇気もなく。
母子二人でそぉーっと外から、陳列物をうかがうのみだったが……。
とりあえず自分用に、古本屋の分布だけでも確認できたのでよかった。
夜は買い物した材料と冷蔵庫の中身を使って、母が料理してくれた。
ありがたや……。
夜中、母は寝苦しさを訴え、時々無意識のまま、狂ったように叫んでは跳ね起きていた。
だんだんと年をとり、彼女の心身のリズムも崩れてきているように感じる。
水を飲ませたり、部屋の温度を調節したり、母を介抱しながら過ごしたので、あまり熟睡できなかった。
2009/07/14
歓待初日
■2008/5/24
母上京。
今回、同居人は親戚と直島旅行に出かけてしまったので、一人で歓待の準備をする。
昼は掃除などして過ごす。
18時半、雨模様の東京駅で母と合流。
中央線で下って、西荻の三人灯に連れていく。
久々に会った母は、話を聞いてくれる相手が出来た勢いか、かなり饒舌だった。
ほとんどが身内への愚痴……。
普段は静かな店で、ここぞとばかりにペラペラとしゃべりまくる母。
家でならいくらでも聞けるものの、ちょっとこれでは周りの迷惑……と、内心はらはらしながら、座っていた。
しかし料理にはとても満足してくれたようで、とりあえず良かった。
明日のお昼もここに来たいとまで言い出すので、なんとかボヤかさなければならなくなる。
家に連れて帰り、お風呂と就寝を案内。
2009/07/13
shibuya-blank
■2008/5/18
同居人と渋谷に行く。
16:55
渋谷駅で降りて、まずタワレコ。
試聴した中では、Blank Blueのアルバムが気になった。
あとでチェックすることにする。
ギネスレコードに行く。
同居人がジャケ写を手がけたレコードが並んでおり、自ら買い求める姿を見守るなどする。
カフェ3・4で休憩。
……しようと思ったら、なんと店が無くなっていた!
驚愕&沈痛。
せわしない街の中にあって、そこだけ時の流れがゆっくりとたゆたっているような、静寂さがとても貴重な場所……。
老舗として多くの人にも愛されていたかのお店が、まさか閉店とは……。
ただの暗い跡地となった場所には、心ないタギングもどきの落書きが大量にあり、悲しみが増した。
一昨日の花見の件とも重なって、追い討ちをかけられたような気がした。
仕方がないので、宇田川CAFEに移動。
ゆったり目の椅子に座ってコーヒーをすすり、蝋燭のともされたオサレな店で疲れを収める。
それでも先ほどの寂しさと喪失感は、胸に残った……。
18:30
ロフトと東急ハンズ、無印と回って、手帳を品定めする。
同居人は、ほぼ日手帳を買っていた。
手帳好きにとっては大いに興味のあるブランドだが、普段使いの用途に合わないので、今のところ自分は手を出す予定はない。
しかし傍から見る分には良さげ。
チラチラとのぞく。
今欲しいのは収納力のある手帳。
だが詰め込めるほど、当然重くなる。
機動力も重要だし、重さをどこまで許容するか、そもそも用途・収納内容をどうするか。
今は熟慮している期間。
「手帳積立」も実行中なので、いずれはしっかりした、長く使える手帳を大人買いしたい。
2009/07/10
門出飲み
■2008/5/16
同居人が会社を円満退職。
新しい門出を祝って、荻窪の花海で飲もう、ということに。
駅で待ち合わせて現地に行くと、なんと別の店に変わっていた……。
その別の店も金曜だというのに閉まっていたので、そこには真っ暗な空間だけが広がっていた。
……大ショック。
値段は普通以上だけど、素材はもちろん、本当に腕の良さで美味しい料理を作ってくれる板前さんがいて、たまの贅沢にはとても良い店だった。
駅近のわりにちょっと路地の奥に行ったところにあるので、確かに客の出入りが多い感じではなかったけど。
でもその分荻窪の隠れた名店として、とてもお気に入りの場所だったのに……。
同居人とともにさびしさと痛みを抱えたまま、仕方がないので西荻窪に移動。
前から気になっていた小料理屋「とも吉」へ行く。
ガラス張りの入り口から、食べているカウンターが丸見えという内装。
初めてだと一見、入りにくい雰囲気もある。
しかし、料理は思いのほか良かった。
メインである寿司ネタは、残念ながらすべてなくなっていたので味わえなかったが、次回はぜひいただきたい、と期待させられる品ばかりだった。
店員さん2人も見た目怖いのに、実はとても愛嬌があって、評判がよいのもうなずける居心地の良さがあった。
花見で出来なかった乾杯をあげた。
梅酒2杯と日本酒おちょこ2杯をいただく。
店を変えて、小粋なバーへ。
マンションの一室を改装した、東京にはめずらしくけっこうな広さの店。
正統派のバーテンダーが、適度なもてなしをしてくれる。
ムードに酔いつつ、同居人と久々に向き合って、たくさん話をした。
こちらではジンバック2杯。
帰宅すると、急激に気分が悪くなって、3回ほどトイレに駆け込んだ。
今日はそんなに大量に飲んでないのに……。
休憩を入れず、ピッチ早めで飲んだからだろうか。
せっかくいい感じで一日を締めくくれそうだったのが、ちょっと不本意な状況で寝ることになってしまった。
2009/07/08
ひけらかし
■2008/5/15
会社。
先生(しぇんしぇい)、大泉さんとの打合せに参加。
大泉さんが出向元に連れ去られるのにともない、先生が彼女のチームを引き継ぐことになったのだが、自分にも同席してほしいと言われたので。
先生は管理職という立場上、実質動けないことも多い。
自分にも多少、見てほしいのだろう、と思う。
今日の話し合いの最中、大泉さんに対し、つい知識をひけらかすようなことを言ってしまった。
言った後に、すぐ後悔した。
なんとなく、彼女もムッとしていたような……。
帰り道、一応彼女に謝った。
彼女は特に気にしていない、と答えた。
こういうやり取りができる機会も、来月からはぐんと減ってしまう。
2009/07/03
海の家
■2008/5/11
同居人と、代々木公園のタイフェスに行く。
今年は曇り。
相変わらず人は多かったが、去年ほどではないように感じた。
屋台にビールを買う人の列はなかった。
とりあえずしばらくはグルグルと、会場を歩き回る。
会場で、陽介山さんに会う。
そのまま一緒に、渋谷から高田馬場へ移動することになった。
連れられて行ったお店は、あいにく閉まっていたり無くなってたり。
しばらくさまよった後、海の家という居酒屋にたどり着いた。
最初、店のおばあさんから訝しげな表情を向けられるものの、無事に客だと理解されて、3階の和室に通された。
古い型のカラオケが置かれた畳部屋。
ダウンタウンの番組に出てくるようなおばちゃんが、頼んでないのにサービスで、次から次に料理(しじみの味噌汁、ひじき、スイカ等)を持ってくる。
(他に客がいなかったせいかも……)
熱海の旅館かと思うほど、まったりした雰囲気の個室。
タイフェスでわりとお腹は満たされていただけに、苦笑するしかなかったが、お店としては非常にいい感じ。
いろいろな意味で素晴らしかった!
次は十分にお腹を減らして、また行きたい。
海乃屋の後、バーに案内してもらった。
陽介山さんの知り合いのマスターや、飲み仲間の人たちがいた。
途中からロキさんも合流してきた。
非常に落ち着くお店で良かった。
22時過ぎに帰る。
2009/07/02
なんとも
■2008/5/9
中央線、人身事故で大混雑。
昨日、銀ちゃんから誘われた飲み会。
フタを開けてみれば、同じチームの人は、ほとんど誘われていた。
先生(しぇんしぇい)も来ていた。
……この面子って、どうなの?
思わず、内心つぶやいてしまう。
これだけ声をかけているんだったら、「内緒にしておいて」と釘を刺されるほどではなかったような気が……。
なーんだ、特に自分を選んで声かけてくれたわけじゃないのか……という、ションボリ感も相成った。
それに先生(上司)まで呼ぶんだったら、残り数人の人にも声をかけて、普通にみんなで来ても良かったのでは……。
人選の基準が、よくわからなかった。
自分が言い出した飲み会ではないので、何も言えないが。
体調不良で数人が来られなかったので、結局は少人数での飲みにはなったのだけれども。
6月末で、大泉さんまで奪われてしまうことへの不満。
新しい環境でのチームの進行状況、人間関係。
そんなことをつらつらと話した。
話している間、銀ちゃんは絶えずさっとお酒を注いだり、肉を焼いたり注文してくれたりしていた。
彼女のそういう気配りの良さには、いつも感心する。
人として当たり前のスキルなのだろうけど。
それをちゃんと身につけている彼女に、憧れる。
同時に自分がとても情けなくなる。
しっかりした理知のある女性にいつも感じる、尊敬と屈折した苦手意識。
先生は
「みんな、まだ腹を割って話をしてくれてない」
などと、酔った時特有の甘えた口調で、しきりに言っていた。
実際、銀ちゃんが本当に呼びたかったであろう、仲の良い子たちがことごとく来られなかったせいか、彼女の態度はどことなく、仮面をかぶったもののようにも感じられた。
グリーン氏も大泉さんも、その人の良さからか、本音の不満をぶちまけるようなことはなかった。
しかし……今日の飲みは、そんなことを探るのが目的の、仕事の延長の会だったのか?
古参のメンバーの気楽な飲み会……という期待が外れたうえ、さらに失望に追い討ちをかけられたような気がした。
なんだか、なんとも、なんだかなあ……という思いが残った。