最近のつぶやき等はトップページにて。。。
2008/08/29
原風景
■2007/7/16
東京に帰る日。
朝、大きな地震があった。
宿は古い家屋なので、さすがに大きく揺れ、ひやっとする。
以前、新潟で大きな地震が起きたときも、こんな揺れ方だったなあ、と思った。
(このときの地震は、後に新潟中越沖地震と命名される)
地震の影響で、電車のダイヤも大きく乱れていた。
フロントから電話があり、電車が復旧するまでチェックアウトを延ばしてくれるという。
ありがたく申し出を受けて、しばらく宿に留まることになった。
休憩しつつ、家の中をしゃこしゃことスケッチなどして過ごした。
昼食に行川庵という、この辺で評判らしい蕎麦屋に出かけた。
宿の近所はこの三日間、ほとんど歩いていなかったのだけど、最終日にして晴れわたる田んぼ道を進むと、昔ながらの美しい、日本の田舎の風景が広がっていた。
昨日、電車で遠出しなくとも、この辺りにも十分、いい場所があったんだなあ、と知る。
朽ちた家屋や伸びる水田。
山々、鳥の声。
日本人の心に響く、原風景が在った。
蕎麦屋は、昔の財閥のお屋敷を改築したという建物。
かなり人気らしく、こういう田舎でも車で乗りつける人たちがひっきりなしだった。
出された野菜の天ぷら盛りが最強に美味しく、日本酒と一緒にいただくと何も言うことはない。
満足、満足。
宿への帰り道、再び山の景色を楽しみながら歩いた。
またいつか、ゆっくり訪れたい場所だと思った。
電車が復旧した後、特急に乗り、日光を立った。
つくばエキスプレスで、秋葉原まで戻り。
総武線に乗って、家へ帰った。
2008/08/26
雨の遊歩道で
■2007/7/15
朝6時、光とともに自然に目が覚める。
朝食後、宿の人が車を出してくれたので、野菜の直売所とスーパーに、買い出しに行った。
台風の影響で、けっこうな量の雨が降っていた。
日光杉が両サイドに生い茂る緑の道を、盛んにワイパーを切りながら車は進んだ。
晴れていたら、この景色もずいぶんまばゆいものになっていたと思う。
昼食後、1人で外出。
とりあえず、東武日光まで下ってみた。
駅周辺を軽くうろつくが、あまり感ずるところはなかった。
ふたたび電車に乗って、今度は上り。
途中の無人駅で下車。
遊歩道に沿って歩いてみた。
沿線には、緑の田園風景が広がっていて、一見のどか。
一方、空き部屋となっている無人アパートも多く見受けられて、物寂しさもあった。
遊歩道の先は、アジサイの群生する公園に通じていた。
雨にぬれた彼らの咲きっぷりは見事で、しばしそれらに見とれた。
近くには大きな、錆びた水車が数台あった。
現役のものも、固く鎖で縛られて動いていないものもあった。
雨除けの屋根のあるベンチに腰かけて、何となく駆り立てられるような心地で、しばしスケッチをした。
目の前にある風景は、とても貴重なものに思えた。
小一時間ばかり取り組む。
……結局、最終的には全体的な統合に失敗して、モノにならなかったけど。
今の自分の未熟さが露呈して、落ち込んだ。
他の風景にも向かったものの、消沈してその後も描けずじまい。
雨が次第に強くなってきたので、あきらめて宿に帰ることにした。
夜は昨日同様、酒と音楽を愉しみつつ過ごす。
男性陣はステレオタイプな話題で、ずっと盛り上がっていた。
2008/08/13
日光合宿
■2007/7/14
日光へ合宿に行く。
発端は同居人が見つけた、日光インという宿泊施設。
観光ではなく、滞在型というコンセプトが良い。
同居人はいつものように写真目的。
自分は日光の田んぼ道を歩きながら、絵でも描ければいいな、と思っていた。
同じく、ちょうど仕事で合宿をやりたかったという陽介山さん、けんきちさんと一緒に、4人で敢行した。
ちょうど台風が来ているらしい。
天気予報も雨三昧で、今回は日光の晴天は拝めそうにない。
行動範囲はどうしようかな、などと考えていていた。
待ち合わせをきっちり決めていなかったので多少モタつくが、北千住から無事、特急に乗り込む。
目的地に近づくにつれて、だんだん緑深くなっていく景色と古い家並みにトキメく。
日光インに到着。
まだチェックインに時間があったので、同居人はフロントでチャリを借りて、野菜の直売所へ出かけて行った。
残った3人で、東武日光まで再び、電車で買いだしに行った。
20分ほどの乗車中、窓の外をうかがいながら、明日はどの辺をうろうろしようかと、あれこれ考えていた。
東武日光に到着。
一時間に1本の電車を逃すまいと、さっと三手に分かれて買い物を済ます。
帰り、けっこう雨が降ってきたので、大急ぎで駅に走った。
再び宿に戻ると、すでに部屋は開いていて、同居人も戻っていた。
日本伝統様式の建物。
しかしトイレやキッチンは新しいものが備え付けられていて、無線LANも完備。
iPodを持ち込めば、天井に設置されたスピーカーで、柔らかい音響を楽しむことができる。
男性陣は皆、さっそく持参のノートPCに向かって、作業を始める。
古い家屋に広がるその光景は、ある種異様だったが、おもしろくもあった。
夜は酒を飲みつつ談笑。
天から降りてくる音楽は、木造の温かみも含んで、耳に馴染んだ。
0時ごろ、自然に眠りに落ちる。