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2007年05月30日

第一フェーズ、終了

■2006/6/30
仕事が正式に区切りを迎える。
今日で野際さん、栗さん、さっちんとはお別れになった。
野際さんと栗さんは、出向元の本来の会社に戻る。
さっちんは資格受験など、目標に向けての前向きな退社だった。


栗さんは久々に、スーツ姿で来ていた。
制作リーダーとしてハンパない仕事量を担当し、チームをまとめる責任感を振られ、休み時間中も皆の前で野際さんにどなられたり、ハタから見ていてただただ、キツそうだった彼。
今日は不思議なほど、穏やかな顔をしていた。
お世話になったお礼とあいさつをし、今後の進路などをきいてみる。
「さあ、何しましょーかねえ。これから上司と相談するとこですわ」
栗さんは名刺を渡してくれながら、故郷の関西弁丸出しで言った。
後日、彼はすぐに会社を辞め、地元に戻ってしまったときいた。


野際さんにも最後のあいさつ。
「お時間あるときは、また顔を出してください」
と言うと、
「あなたの方からいらして。家を知ってるのはあなただけなんだから」
と返された。
笑ってそれを流しつつ……たぶん、彼女の方もだろうけど……お互い、もう会うことはないだろうな、と思った。


期間の区切られた特殊な箱の中での、火花とぶつかりあいだった。
誰もがこのたった数カ月で、劇的に伸び、学んだ。
その多くが、野際さんの叩き上げに起因していた。
おかげで1つのプロジェクトを成し遂げられた。
が、あきらかに長くは続けられない。
それは野際さんの方も、わかっていたと思う。


結局、たいした言葉を交わせないまま、彼女とは別れた。
それでも、黒のスーツを着て、すっくと立った彼女の姿は印象強く、いつまでも自分のなかに残っていくのだった。


後日のことだが、野際さんもその年のうちに、会社を辞めてしまう。
その後、某ホテルのマーケティングの仕事を始めたらしい。
個人的な予想だが、彼女ならそのうち、起業してもおかしくはないだろう。


なかなかアクの強かった創世記を終え、仕事は次のフェーズへと移る。

投稿者 sakyo : 2007年05月30日 08:11

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